千曲市議会 > 2020-06-08 >
06月08日-02号

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  1. 千曲市議会 2020-06-08
    06月08日-02号


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    令和 2年  6月 定例会(第2回)---------------------------------------           令和2年6月8日(月曜日)---------------------------------------● 議事日程(第2号)  令和2年6月8日(月曜日)                午前10時 開議第1 議案第40号 千曲市長等の給料の減額に関する条例制定について第2 議案第41号 令和2年度千曲市一般会計補正予算(第4号)の議定について第3 議会第5号 千曲市議会委員会条例の一部を改正する条例制定について第4 議案第42号 令和2年度千曲市循環バス「大循環線(西回り)」車両購入事業契約の締結について第5 議案第43号 令和2年度千曲市循環バス更級戸倉線車両購入事業契約の締結について第6 一般質問個人)---------------------------------------● 本日の会議に付した事件……前記議事日程のとおり---------------------------------------● 出席議員(22名)   1番   金井文彦君       12番   中村了治君   2番   北川原 晃君      13番   小山嘉一君   3番   滝沢清人君       14番   林 愛一郎君   4番   齋藤正徳君       15番   宮入高雄君   5番   飯島 孝君       16番   和田英幸君   6番   中村眞一君       17番   宮坂重道君   7番   倉島さやか君      18番   和田重昭君   8番   前田きみ子君      19番   中村直行君   9番   大澤洋子君       20番   原 利夫君  10番   袖山廣雄君       21番   小玉新市君  11番   柳澤眞由美君      22番   荻原光太郎---------------------------------------● 欠席議員(なし)---------------------------------------● 説明のため出席した者の職氏名  市長        岡田昭雄君   経済部長      齊藤清行君  副市長       内田雅啓君   建設部長      竹内 康君  総務部長      大内保彦君   企業立地担当部長  小林千春君  企画政策部長    竹内 司君   教育長       小松信美君  市民環境部長    島田栄一君   教育部長      滝沢裕一君  健康福祉部長    荒川愛子君   農業委員会長    荒井忠男君  次世代支援部長   中曽根昌彦---------------------------------------● 事務局出席者氏名  議会事務局長    堀内 登君   議会事務局次長   坂井道夫君  議事係長兼調査係長 越石潤一君   書記        佐藤太一君---------------------------------------午前10時 開議 ○議長(荻原光太郎君) 定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △日程第1 議案第40号 千曲市長等の給料の減額に関する条例制定について △日程第2 議案第41号 令和2年度千曲市一般会計補正予算(第4号)の議定について ○議長(荻原光太郎君) 日程第1、議案第40号及び日程第2、議案第41号の2議案を一括議題といたします。 以上は、日程に従いまして、理事者の提案説明のみにとどめます。 各議案に対する提案説明を求めます。 内田副市長。          〔副市長 内田雅啓君 登壇〕 ◎副市長(内田雅啓君) ただいま議題となりました議案第40号、議案第41号について、一括して提案理由を説明いたします。 はじめに、議案第40号 千曲市長等の給料の減額に関する条例制定についてでございます。 本案につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図るための外出自粛や休業協力要請により深刻な影響を被っている市民、事業者の皆様の状況や経済状況の悪化を踏まえ、市長、副市長及び教育長の給料月額の減額を定めるものでございます。 具体的には、本年7月から10月までの間、市長においては給料月額の10%を、副市長及び教育長においては給料月額の5%を減額するものでございます。 次に、議案第41号 令和2年度千曲市一般会計補正予算(第4号)について説明いたします。 このたびの補正は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急経済対策経費及び緊急防災対策経費として3億8,400万円の追加をお願いし、歳入歳出それぞれ337億6,600万円とするものでございます。 予算書の10ページから御覧ください。 総務費では、緊急に情報伝達体制の強化を図る必要があることから、防災行政無線と携帯電話のネットワークシステムを構築する費用として833万円を追加するものでございます。 民生費では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた子育て家庭の負担を支援するため、中学生以下の子供がいる世帯に対し、ちくまっこ応援子育て臨時交付金を1人1万円給付するための費用として7,875万円を追加するものでございます。 土木費では、地域住民の安全・安心の確保のため、台風シーズン前に、緊急に霞堤2か所で大型土のう--トンパックでございますが、これを配備するための費用として2,500万円を追加するものでございます。 教育費では、新型コロナウイルス感染症拡大の第2波に備え、国の補助を受け、市立小中学校の児童生徒に貸与するパソコン端末機1人1台を購入する費用として2億7,192万円を追加するものでございます。 予算書の8ページを御覧ください。 これらの財源につきましては、国庫支出金文教施設整備基金を充当し、差引き不足財源につきましては、必要やむを得ない理由により生じた経費の財源に充てるため、財政調整基金から繰入れを行うものであります。 以上が一般会計補正予算(第4号)の概要でございます。 以上、一括して提案理由を説明申し上げましたが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。--------------------------------------- △日程第3 議会第5号 千曲市議会委員会条例の一部を改正する条例制定について ○議長(荻原光太郎君) 日程第3、議会第5号 千曲市議会委員会条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。 議案に対する提案説明を求めます。 16番、和田英幸議員。          〔16番 和田英幸君 登壇〕 ◆16番(和田英幸君) ただいま議題となりました議会第5号 千曲市議会委員会条例の一部を改正する条例制定について、議案の提案説明をいたします。 令和2年7月12日執行の千曲市議会議員一般選挙から定数が2名減となり、20名となります。これに伴い、常任委員会の定数について、議会運営委員会で議論をし、検討をしてまいりました結果、3常任委員会を維持しながら、総務文教常任委員会建設経済常任委員会の定数をそれぞれ1名減として変更するため、委員会条例の一部を改正するものであります。 議員各位におかれましては、本案の趣旨を御理解いただきまして、よろしく御賛同賜りますようお願いを申し上げ、提案説明といたします。--------------------------------------- △日程第4 議案第42号 令和2年度千曲市循環バス「大循環線(西回り)」車両購入事業契約の締結について ○議長(荻原光太郎君) 日程第4、議案第42号 令和2年度千曲市循環バス「大循環線(西回り)」車両購入事業契約の締結についてを議題といたします。 議案に対する提案説明を求めます。 内田副市長。          〔副市長 内田雅啓君 登壇〕 ◎副市長(内田雅啓君) 議案第42号 令和2年度千曲市循環バス「大循環線(西回り)」車両購入事業契約の締結について説明をいたします。 今年度更新する予定の循環バス「大循環線(西回り)」の購入につきましては、5月21日の指名競争入札により、購入金額2,785万8,100円で、宮下カーランド株式会社代表取締役宮下豊史と同日付で仮契約を締結いたしております。 つきましては、地方自治法第96条第1項第8号の規定による議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条、こちらの規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願いを申し上げます。--------------------------------------- △日程第5 議案第43号 令和2年度千曲市循環バス更級戸倉線車両購入事業契約の締結について ○議長(荻原光太郎君) 日程第5、議案第43号 令和2年度千曲市循環バス更級戸倉線車両購入事業契約の締結についてを議題といたします。 議案に対する提案説明を求めます。 内田副市長。          〔副市長 内田雅啓君 登壇〕 ◎副市長(内田雅啓君) 議案第43号 令和2年度千曲市循環バス更級戸倉線車両購入事業契約の締結について説明いたします。 今年度更新する予定の循環バス更級戸倉線」の購入については、5月21日の指名競争入札により、購入金額2,324万9,077円で、宮下カーランド株式会社代表取締役宮下豊史と同日付で仮契約を締結いたしております。 つきましては、地方自治法第96条第1項第8号の規定による議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(荻原光太郎君) ここで、議案審議のため、暫時休憩いたします。                             午前10時9分 休憩---------------------------------------午前10時36分 開議 ○議長(荻原光太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより質疑に入ります。 議案第42号について、質疑の通告がありますので、発言を許します。 12番、中村了治議員。          〔12番 中村了治君 登壇〕 ◆12番(中村了治君) 議席番号12番、中村了治です。貴重な時間を頂いて恐縮でございますが、1点お聞きいたします。 議案第42号と43号に関わることでありますが、両方の車両について、約460万円ぐらいになりますが、価格の差が出ているわけです。この差はどういうようなところから出てきているのか。市民もこの点について聞きたいというふうに思いますので、この点についての説明をお願いいたします。 ○議長(荻原光太郎君) 答弁を求めます。 島田市民環境部長。          〔市民環境部長 島田栄一君 登壇〕 ◎市民環境部長(島田栄一君) 中村了治議員の質問にお答えいたします。 議案第42号及び第43号のバス車両の価格に差があるということについて御質問を頂きました。 価格の差につきましては、仕様の違いでございます。議案第42号 大循環線(西回り)の車両につきましては、型が中型のノンステップバスということで、定員が58人でございます。また、議案第43号 更級戸倉線の車両につきましては、型が小型ノンステップバス、定員が29人でございます。 したがいまして、いわゆる運行する路線に見合ったバスを購入するということで御理解をお願いいたします。
    ○議長(荻原光太郎君) 以上で、通告による質疑が終わりました。 これをもって質疑を終結いたします。 日程第3、議会第5号 千曲市議会委員会条例の一部を改正する条例制定について質疑に入ります。質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案は、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(荻原光太郎君) 異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決いたします。 お諮りいたします。 議会第5号については、原案可決と決するに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(荻原光太郎君) 異議なしと認めます。よって、議会第5号は原案のとおり可決されました。 日程第4、議案第42号 令和2年度千曲市循環バス「大循環線(西回り)」車両購入事業契約の締結について質疑は終結しております。 お諮りいたします。 本案は、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(荻原光太郎君) 異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決いたします。 お諮りいたします。 議案第42号については、原案可決と決するに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(荻原光太郎君) 異議なしと認めます。よって、議案第42号は原案のとおり可決されました。 日程第5、議案第43号 令和2年度千曲市循環バス更級戸倉線車両購入事業契約の締結について質疑に入ります。質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案は、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(荻原光太郎君) 異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決いたします。 お諮りいたします。 議案第43号については、原案可決と決するに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(荻原光太郎君) 異議なしと認めます。よって、議案第43号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第6 一般質問 ○議長(荻原光太郎君) 日程第6、一般質問を行います。 通告に基づき、順次発言を許します。 14番、林 愛一郎議員。          〔14番 林 愛一郎君 質問席〕 ◆14番(林愛一郎君) 14番、自由民主クラブ、林 愛一郎でございます。トップバッター一般質問させていただきます。大項目で3点お尋ね申し上げます。新型コロナの影響で簡潔にというお話ですので、淡々と進めてまいりたいと思います。 まず第1点、遊休農地の荒廃対策ということで、これは9月議会で私質問した内容でございます。東小学校北側荒廃水田に関する対応の経緯についてということで、雑木林のようになってしまった1枚の水田がございました。この頃、その雑木につきましては伐採がされて、見たところ、遠目ですがきれいになったという状況に至っております。これまでの間、私が昨年9月に質問して以降、農業委員会のほうでもいろいろ御対応されたというふうなこともあったと思いますし、また、地権者側のほうでも対応なさったという経過もあると思うんですが、その辺を御説明をお願いしたいなと。あわせて、今後、放置しておくと同様の状況にまた戻ってしまうということもございますので、どのような御努力を、対応をなさっていかれるおつもりか。併せてお聞きいたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(荻原光太郎君) 答弁を求めます。 荒井農業委員会長。          〔農業委員会長 荒井忠男君 登壇〕 ◎農業委員会長荒井忠男君) 千曲市農業委員会の会長を仰せつかっております荒井忠男です。先生方には、日頃、農業委員会業務につきまして、御指導、御支援を賜っておりますことに対しまして、厚く御礼を申し上げます。 ただいま、林議員の御質問、東小学校北側荒廃水田に関する対応の経緯についてお答えを申し上げます。 たしか、さっき議員がおっしゃいますように、9月の議会におきまして荒廃水田に対します御質問を頂戴いたしました。従来からこの案件につきましては土地所有者等に対し何回も荒廃農地の解消を図るように指導してまいったところですが、改めて10月24日に土地所有者共有名義4名おるわけでございますけれども、そのうちの1名に御来庁いただきまして、事務局職員から草刈りや樹木の伐採等、荒廃農地を解消するよう指導し、その後も随時、電話等で指導を行ってきたところでございます。 そして、この5月、樹木が伐採されたということですので、事務局職員が自宅の訪問や電話での聞き取り調査を行ったところ、森林化したことで鳥獣被害等の環境面への影響があること、また、近隣に統合保育園が建設される等、景観上もよくないということを御理解をいただきまして、対応されたということでございます。 そして、これからの農地の復旧につきましては、所有者が現状を回復させ、本来の水田の姿に戻すことになっておりますが、荒廃地のまま長年経過してきております。この問題の解決を長引かせておる要因につきましては承知しておりますが、農業委員会といたしましては、その使命として、農地の復旧に向けてさらなる努力を積み重ねていきたいと思っております。先生方におかれましても、この課題解決に対しまして大所高所から御指導、お力添えを賜りますことをお願い申し上げまして、私の立場での答弁といたします。 ○議長(荻原光太郎君) 林 愛一郎議員。          〔14番 林 愛一郎君 質問席〕 ◆14番(林愛一郎君) ありがとうございました。結果として地権者側のほうで対応されて、とりあえず伐採はなされたと。あとは復旧なんですが、これも粘り強くまた農業委員会長さん、御苦労ですが、私も地元の人間で分かっていますので、どういう状況かも。継続してお願いはしてまいりたいと思いますけれど、よろしくお願いしたいと思います。 いろいろ質問したことが1つ1つこうやってクリアされていくことが本当にありがたいなと思っておりますので、続いて、第2問、過去にない深刻なアンズ凍霜被害に農家への救済措置をということで御質問申し上げます。 今回、市長からの報告の中にもございましたが、特に森地区、それから倉科、「あんずの里」と言われる地域、私も農家の一人でございますが、過去にない本当に凍霜被害による不作の年を迎えました。全くない畑もございます。特に大規模にやっていらっしゃる農家が痛手を被ったと。今までこんなことはなかったというお話を伺います。初めて今回大赤字だというお話を伺っている農家がございます。中には、伐採を検討しているということで御相談を頂いた農家もございました。伐採・売却です。これをやられてしまいますと、あんずの里ではなくなるということがございまして、非常に危機的な状況を招きかねない状況にあるというふうに判断をいたしまして、小項目に書きましたように、アンズ生産農家に、コロナの被害とは全然違うんですけれども、事業継続給付金、事業をこれからも継続していただきたいという意味合いで給付金の支給をお願いできないものであろうかということで御質問させていただきます。 申し上げましたように、8割減ですか、市の調査では。そういうことですけれども、さらに追い打ちをかけるように、実は標高の高い地区、固有名詞で言っても皆さんお分かりにならないので、標高の高い地区のところの畑がひょうの被害も併せて受けたということで、せっかく摘果が終了して実がなっている。その実がまた被害を受けて、いよいよ全滅に近づいているという状況にあるわけでございます。 しかし、農家の皆さんは、ここでじゃあただ指をくわえて見ているだけかというと、そうじゃないんです。消毒だけは実があろうがなかろうがやらなきゃならないんです。その消毒は年間、真面目にやれば13回なんですが、その消毒代は全て赤字、持ち出しです。代金だけじゃないんですけれど、人件費もいろいろ考えると非常に大きな、全く実のなっていないアンズの木に消毒を打つわけです。それは切ないです。そういう状況に今年はいよいよなってしまったと。過去に例のない大被害ということもございますので、特例として消毒代程度は来年継続できるように給付金を御支給いただけないものかというのが質問の趣旨でございますので、何とぞよい答弁を頂ければと。私のところでいい答弁がなくても、齋藤議員がまたもう一度同じ質問をこの後する予定でございますので、ダブルで地域の話ですので質問させていただきたいということですので、ぜひ一発でいいお答えを頂ければありがたいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 答弁を求めます。 齊藤経済部長。          〔経済部長 齊藤清行君 登壇〕 ◎経済部長(齊藤清行君) アンズ生産農家事業継続給付金の支給をという御質問ですが、今年のアンズ収穫量につきましては、凍霜害などによりまして昨年の概ね7割以上の減収が見込まれております。御質問にありましたとおり、過去20年間で最低であった平成25年の収穫量をさらに下回る見込みとなっております。 市といたしましては、アンズ農家の今後の生産意欲が失われることを最も懸念しておりますので、来年以降のアンズ生産量を確保するというために、今後必要となる薬剤、具体的にはかいよう病の防除に対する薬剤でございますが、その購入費に対する助成を通常の3分の1補助から2分の1補助へ増額をいたします。 なお、農協を通じて購入した際には、市の助成とは別に農協でも3分の1の助成を受けることができますので、農家の皆様の御負担は6分の1ほどになります。 それからまたもう1点、これまで行ってこなかった防霜資材の購入に要する費用でございますが、これについての助成も新たに行ってまいります。 なお、アンズにつきましては、今のところ、農業共済組合による果樹共済の対象品目とはなっておりませんが、昨年度から開始されました共済組合による収入保険というものに加入することができますので、加入には青色申告が必要となるなど、諸条件はありますが、アンズに関するセーフティーネットとしては、ほぼこの収入保険に限られるということから、加入する際の掛金につきましても補助をしていくという制度設計を行いまして、収入保険への加入を促す取組についても今後進めてまいりたいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 林 愛一郎議員。          〔14番 林 愛一郎君 質問席〕 ◆14番(林愛一郎君) 給付金は出す気はないけれど、補助はしたいというお話でございます。これ、齋藤議員、多分詳しくやっていただけるので、そこでまた齋藤議員の質問にお答えいただければいいんですが、実際、農家の負担、最終的には6分の1の負担で済むよというお話も先ほど頂きましたけれども、本当に丸々持ち出しです。6分の1も痛いぐらいな話です。ですので、もうちょっとまた検討していただいて、さらなる--今年に限っての話なんです。来年豊作になる可能性だってあるわけですから、毎年こういう対応をしてくれと申し上げているわけではございません。今年についてはあまりにもひどいということで、特に余分な経費になる消毒代についてだけは御負担--農家が負担するのは当然なんですけれども、維持管理していく上で。なんですが、そのお金が全て無駄になるということなので、最後の最後、何とか給付金制度的なもので助けていただけたらありがたいということでございます。私も農家の一人ですので、これ以上は我田引水になりそうなので質問できませんので、齋藤議員にお願いしたいと思いますが、最後の質問に入らせていただきます。 大項目の3番目です。市長の3期目への抱負についてお尋ね申し上げます。 まだちょっと早いような、3期目の質問というのは。9月議会が残っていますから、9月議会で質問すればいいことじゃないかとお思いの方もたくさんいらっしゃると思いますが、私の任期が7月24日までということで、もう後がなくて最後の一般質問ということで、自己都合により、ここで市長に3期目抱負があるのかないのかを含めてお尋ね申し上げたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 小項目の1番です。2期目の任期満了がいよいよ近づいてまいりましたが、台風の被害もございました。そして、新型コロナによる経済的ダメージもあります。やり残したことが多いなというのは私から見ていても実感があるわけですが、市長としてこの辺どのようなお考えをお持ちなのか。度重なる災害対応に、これから任期満了までの間にやり残しのないようにやっていかれるおつもりなのか。その辺を含めて、まずは小項目の1番、お答えを頂戴したいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 答弁を求めます。 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 登壇〕 ◎市長(岡田昭雄君) 林議員から、2期目の任期が近づくにつれてやり残しがないかということでありますが、私が2期目の公約に掲げた施策というのは約77項目ございました。70項目ぐらいあったわけでありますが、担当課のほうに調べていただいたんですけれど、実施済みと現在取り組んでいるものを合わせますと、現時点では達成率が90%程度ということでありまして、ある意味順調に来ているかなというように思っております。 また、これまでは、特に昨年、今年は東日本台風に引き続いて新型コロナウイルスの感染症ということで過去にない状況がありました。この中で様々な方々と意見交換をし、そして判断をしなくてはいけないというのはたくさんあったわけでありますが、今、その感染症を含めて、災害復旧もこれから本番になってまいりますので、この危機的な状況を乗り越えるためにも、今現在、職員とともに全力で当たっているわけであります。 今、御質問で継続してやり抜く覚悟というようなことを言っていましたけれども、現下の危機的な状況の中では、台風災害とコロナ対策、これからは経済対策を中心に展開していかなくてはなりませんので、しっかり取り組んでいくことが私の中では最優先というふうに考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 林 愛一郎議員。          〔14番 林 愛一郎君 質問席〕 ◆14番(林愛一郎君) おっしゃるとおりだと思います。まずは任期中にやれることをやる。これは当然な話だろうと思っていますが、なかなか課題は大きいなと。特に台風のほうの霞堤の話もそうでした。これを来年また同規模の雨量が発生して、大雨が降って台風が来て同じことにならないというための手当て、これが本当にできるのかというのは皆さん、多くの議員の皆さんも市民の皆さんも不安の中にいると思います。それは精一杯やっていかなければならないことだと思うんですが、なかなかこれは復旧をして、さらに復興の日の目を見るまでには時間がかかるだろうというふうに私は判断します。 そういう中で、もしお考えの中に今は表明できなくても3期目も頑張るぞという気持ちがあるのであれば、私からは何をやりたい--先ほど達成率90%というお話がありましたが、項目を並べて1つ1つ手がけていること、終わったこと、そういうチェックも大事ですけれども、何が何でもこれだけはというものを持ってほしいんです。それはやっぱりもう1期の中でやり抜くという覚悟も必要なんだろうなと思うわけです。これは市長が考えることで、私が思うだけの話ですけれども、そういうものがあれば、何をやり遂げたいのか。 それと、これは私の思い込みで申し上げますが、3期というのは一定の期数だと私は思います。ですので、そこで完結を図るようなそういうお考えで、要するにあと4年とちょっとで、岡田市政、これだけやったよというものをお示しいただくことがいいのかなと思いますので、抱負を含めて語れるかどうかは分かりませんが、語っていただけたらありがたいということで御質問申し上げます。 ○議長(荻原光太郎君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 登壇〕 ◎市長(岡田昭雄君) なかなかちょっと言いにくい部分がありますが、3期目ということでありますけれど、一般的に市長職というのは何期がいいかというルールがございません。 そういった中で、最近は特に横浜市とか大分県中津市、全国の市町村の中で、いわゆる4期目は自粛するように努力するという、そういった多選に関する自粛要請といいましょうか、条例みたいなものができているところはあります。この考え方は、要は簡単に申し上げれば、1期目は構想をつくり、種まきをし、そして2期目で実行し、育てていく。そして3期目は収穫、いわゆる実行をある意味実現させるという、つまり、最低3期12年を1つの市長としての区切りというふうに考えているから、こういった状況があるのかなというふうに思われます。 こうした中で、今、議員が申し上げたとおり、様々な課題は千曲市持っています。台風のこともそうでしょうし、また、合併して16年になりました。千曲線も完成し、そして庁舎も完成しました。次のステップに、いわゆる次のステージに移っていかなくてはいけないわけでありますが、そこに来てコロナの感染症対策がありまして、まさに新しい時代の中でこれだけ休業が続きまして社会全体が大きく変わるかもしれません。ですから、そういった中できちんと見通しを定めながらこのまちをつくっていかないといけないかなと思っています。そういう意味では、過去の実績にとらわれることなく、これからの新しい時代に向けて何をしなければいけないのか。そして、今抱えております様々な課題をきちんと整理しながら、私なりの決断をいずれ近いうちにさせていただきたいなというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。 ○議長(荻原光太郎君) 林 愛一郎議員。          〔14番 林 愛一郎君 質問席〕 ◆14番(林愛一郎君) タイミングを見て、市長が自ら、3期目をやるかどうかについては市長が決めることですから、周りの人間が言うことではございませんので、そういう御意思があれば、そのときに抱負も含めて市民の前に明らかにしていただければ結構でございます。私としては、冒頭申し上げましたように、ここでお聞きできることは聞いておこうという意図でございます。お聞きしていると、その意思は十分あるというふうに私は判断いたしましたので、何とか頑張ってこれから千曲市のかじ取りといいますか、最後のここまでやってきたことの完結を見てほしいということを申し上げまして、早いですけれども、コロナの影響で早く終われということですので締めさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(荻原光太郎君) ここで15分間休憩いたします。                             午前11時2分 休憩---------------------------------------午前11時15分 開議 ○議長(荻原光太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続いて、4番、齋藤正徳議員。          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕 ◆4番(齋藤正徳君) 議席番号4番、齋藤正徳です。私は日本共産党千曲市議団の一員として、通告に基づき、以下3点について質問をいたします。 1点目、沢山川の災害復旧工事について。 1、堤防法面の崩落要因と復旧工事の見通しは。 東日本台風災害から早くも8か月が経過しようとしております。しかしながら、被災した宇佐美橋付近の堤防法面は、今もブルーシートで覆われたままの状態であります。 そこでお聞きしたいと思います。越水により削られて崩落したものか。あるいは川側の水が浸透して破壊につながったのか。まず要因について伺いたいと思います。 なお、堤防天端の保護や護岸及び法尻の補強等、ハード対策についてもお尋ねいたします。 千曲建設事務所による地元区長さんへの説明では、復旧工事開始は今年11月以降になるとのお話でした。ゲリラ豪雨や台風などの風水害が多発する直近の時期への備えは果たして万全と言えるのでしょうか。伺いたいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 答弁を求めます。 竹内建設部長。          〔建設部長 竹内 康君 登壇〕 ◎建設部長(竹内康君) それでは、堤防法面の崩落要因と復旧工事の見通しはでございますけれども、まず1点目の崩落の要因でありますけれども、宇佐美橋付近の堤防は、漏水の目撃情報や被災後の現地調査により漏水痕跡を確認していることから、河川管理者の長野県千曲建設事務所では河川内の水位上昇に伴う漏水が主な要因と認識されております。 また、2点目の堤防天端の保護や護岸及び裏法尻の補強等のハード対策についてでありますが、今回の長野県による災害復旧工事では、被災し崩落した部分の堤防本体を盛土し直し、河川内のコンクリートブロック護岸は一旦撤去をし、遮水シートを敷設した上で新たに積み直す計画となっております。また、護岸基礎付近へ矢板を打設し、堤防下からの浸透防止も図ります。堤防天端については、災害復旧工事完了後、天端舗装も計画をされております。 3点目の豪雨や台風など風水害が多発する時期の備えは万全かでありますが、8月下旬から河川外の仮設工事に着手し、渇水期の11月から河川内の工事を開始する予定ですが、それまでの間は施工業者と協議・連携し、災害復旧現場内の保全と併せて、災害時の対応が取れる体制を図るとお聞きしております。 ○議長(荻原光太郎君) 齋藤正徳議員。          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕 ◆4番(齋藤正徳君) 先ほどの説明ですが、法面の欠損がなぜ起きたかといいますと、堤防内の水位が上昇して水の通り道ができたということによって堤体漏水、これが起こったと。それからもう一つは、堤防下の地盤が水を通して法尻付近に漏水する、いわゆる基盤漏水も同時多発的に発生したんじゃないかというふうな見方も私は県のほうから受けたんですけれど、この2つが要因となって崩れたということなんです。それで、しかもこうした場所が数か所確認をされているということは、堤防の決壊、つまり破堤という大変甚大な被害につながる危険性があったということになりはしませんでしょうか。 先ほど、遮水シートを敷いて護岸等も剥がして、それから矢板を打ち込んでといったようなかなり大規模な大がかりな工事となると。多分、大型クレーンも入れてこれはやらないとなかなか復旧工事ができないというふうなことが想像されるんですけれども、こうした状況のまま、先ほど8月下旬からその分いろいろ災害対策も取ってやるというお話がありましたけれども、私からすると、ブルーシートの下は仮押さえみたいな状態で、果たしてこれでいいのかなというふうな印象でございます。放置しておくということは、住民感情として忍び難いものがあると思います。 雨宮のエムケー精工裏の千曲川右岸の欠損箇所ですけれども、ここは既に110メートルにわたって5月中に工事が完了しておるわけです。それで、これは当たり前だと思うんですけれども、先ほど言ったように、応急的補修工事というか、そういうこともやってもらわないと、住民はブルーシートのままでいいのかというふうな、8月、9月頃まで待つのかというふうなことになりますので、そこら辺の実施計画だけでも示していただくわけにはまいりませんでしょうか。再度伺います。 ○議長(荻原光太郎君) 竹内建設部長。          〔建設部長 竹内 康君 登壇〕 ◎建設部長(竹内康君) ただいまの質問の中で、応急工事を事前に実施していただけないかというお話でございました。 まずは、河川外の仮設工事から搬入路であるとかそういうところを造らせていただいて、ただし、施工業者が5月中に上流の箇所につきましては契約をしたというふうにお聞きしております。そこの業者さんとまた災害時の対応が取れるように準備をしてまいりますので、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 齋藤正徳議員。          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕 ◆4番(齋藤正徳君) 次の質問に移ります。 2番、生仁橋付近の越水を防止する堤防嵩上げは。 沢山川は河床掘削で水位を下げるか、または堤防の嵩上げを行い流下断面を確保しないと、昨年と同じような内水氾濫を繰り返すおそれがあると思います。 生仁橋付近の住民の命と財産を守る水害対策について、また、それと関連して、先ほどもちょっと御答弁あったんですけれど、堤防の天端の舗装、これは強化に役立つということなんですが、いつ頃実施して完了するような予定でしょうか。もう一度伺いたいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 竹内部長。          〔建設部長 竹内 康君 登壇〕 ◎建設部長(竹内康君) 生仁橋付近の越水を防止する堤防嵩上げはでございますけれども、沢山川の水害対策は、現在まで沢山川水害対策促進期成同盟会とともに取り組んでおりまして、御質問の堤防嵩上げにつきましても要望事項の一つとして長野県に要望してきております。 沢山川は河川改修が完了した河川であるとの県の見解は承知はしておるんですけれども、昨今の気象変動や災害発生状況を考慮した治水対策の実施について、県と協議を重ねながら、引き続き県へ要望を行ってまいりたいと思います。 また、天端の舗装の関係でございますけれども、先ほどは、災害復旧箇所については、災害復旧が終わった後、天端の舗装を実施いたしますという中身でございましたけれども、それ以外の部分につきましては県の予算がついておりますので、順次発注するというふうには聞いてございます。 ○議長(荻原光太郎君) 齋藤正徳議員。          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕 ◆4番(齋藤正徳君) 質問を続けたいと思います。 この地区は、浸水被害から住宅を守るため、敷地全体を嵩上げしている工事をして建て替えられているそういうお宅も見受けられます。浸水のおそれがある区域での個人や事業所等の方の心の不安というのは大変なものがあると思います。そういった個人や事業所を対象にして、例えば、土のうなどの提供や設置等の対策、こういったようなものは必要じゃないかというふうに思うんですけれども、万全でしょうか。伺いたいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 竹内部長。          〔建設部長 竹内 康君 登壇〕 ◎建設部長(竹内康君) 通告にはございませんけれども、私ども千曲市については、危機管理防災課等で土のう等の保管をしております。緊急時にはそちらのものを運べるような体制を取りたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 齋藤正徳議員。          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕 ◆4番(齋藤正徳君) 次に行きます。 3、破堤しない堅固な構造にするための抜本的な対策は。 沢山川は、先ほど部長さんの答弁にもあったんですが、セミバック堤による改修済みの堤防と言われておるわけであります。それで、1990年に改修が行われて以来、約30年が経過しているわけです。 しかし、この間、歴史をたどりますと、大雨ごとに漏水箇所というのが発見されて、その後、次々と補修等を繰り返すと。こういったことがある面ではいたちごっこみたいなのがずっと続いているんです。 原形復旧ということなんですけれども、それにとどまらず、さらなる降雨、これが予想される昨今ですので、それに耐えられる堅固な構造を持つ堤防にしていただきたいと、これが率直な地域住民の願いなんです。 沢山川水害対策の促進期成同盟会の会長である岡田市長の所見を伺いたいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 登壇〕 ◎市長(岡田昭雄君) 齋藤議員から、確かに堤防・セミバック堤で完成というふうになっているわけでありますが、完成で漏れていたら完成じゃないですもんね。私はそこが一番問題だなと思っておりまして、昨年の台風被害を受けて県では沢山川の漏水等による被災箇所の復旧工事、今、部長が申し上げたとおり進めていくということになっておるんですが、セミバック堤でありますので、東部体育館付近までは本当はずっと同じ高さで行かなきゃいけないんです。天端舗装によって堤防の強化を県も計画しているというふうに聞いています。今年度着手をするというふうに言っているわけであります。 しかし、同盟会としては、沿線の安全を守るためには、川の構造そのものは果たしていいのかどうなのか。そこはしっかりと検証しなくてはいけないかなと思っています。 そういった中で、まず安心安全の確保をするために、漏水箇所と天端舗装による堤防の強化というのは、これは当然でありますので、これはしっかりやってもらおうと。もう一つは、浚渫等の維持管理業務も、これも常日頃からやっていかなくてはなりません。 そして、まず、これだけ今の議員の御意見のとおり長い間様々な課題があった沢山川でありますが、まず抜本的な対策をしなくてはいけないと思っています。それはなぜかといいますと、機械排水もいいんでしょうけれど、なかなか機械排水というのは難しさがあると思っています。 そういった中で、今、一番我々がやってほしいのは、沢山川の堤防と千曲川の堤防を同じ高さにする。こうしますと、水は高いところから低いほうに流れますから、そういった意味では抜本的な対策になるだろうというふうに考えております。今、県の建設部ともそういった話を既にしておりますが、これは今後とも長野県に粘り強く要望を行っていきたいなというふうに考えています。そして、すぐにできるかどうか分かりませんが、今月下旬にも県に要望するとともに、長野県議会に請願書を提出をしたいなというふうに考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 齋藤正徳議員。          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕 ◆4番(齋藤正徳君) ぜひ、地域の安心安全のために精力的に市長が先頭に立ってお願いしたいというふうに思います。 次の質問に移ります。 2点目、持続可能なあんずの里の将来について。 1、凍霜害によるアンズ被害の実態と支援は。 先ほどの林議員の質問とかぶるところもありますので、簡潔にやりたいと思います。 今年のアンズは駄目だ。実がついていない。平和とハーコットはほぼ全滅だと、森地区の生産者は皆悲鳴を上げています。特に低地での被害が甚大で、場所によっては収穫ゼロも見込まれるということであります。今年は恒例のあんずまつりもこのコロナ禍で中止となり、開花時の降雪や凍霜害に加えて、先ほど林議員からも指摘がありましたように、ひょうの害もあるようなんです。本当に踏んだり蹴ったりという状況です。それで、強風による細菌性病害も発生しています。 生産者を励ます支援策について、もう少し具体的に伺いたいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 齊藤経済部長。          〔経済部長 齊藤清行君 登壇〕 ◎経済部長(齊藤清行君) 凍霜害によりますアンズの被害の実態と支援についての御質問ですが、今年のアンズ収穫量につきましては、開花後の降雪や降霜の影響によりまして、昨年の収穫量のおよそ7割以上減収になるというふうに見込まれておりまして、先ほど林 愛一郎議員の御質問にお答えしたとおりでございますが、市といたしましては、アンズ農家の今後の生産意欲の低下が大変懸念されますことから、来年以降の生産量を確保するために、かいよう病防除に対する薬剤、あるいはまた防霜資材の購入に要する費用の助成を行うとともに、今後の収穫量の減少から農家を守る農業共済組合の収入保険につきまして、掛金の一部を補助するなどの制度も新たに設けまして、農家の皆様の加入促進に努めてまいりたいと存じます。 ○議長(荻原光太郎君) 齋藤正徳議員。          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕 ◆4番(齋藤正徳君) 次の質問ですけれども、収入が激減した生産者に給付金等の支給はということです。 アンズ農家は、私が聞いたところ、私は生産者ではないんですが、あんず振興会の方に何人かにもお聞きしました。年十数回の消毒が欠かせないというふうに言われています。それで、ある生産者は、これは作付面積にもよるんですが、年約28万円、こういった薬剤購入に充てているというお話です。 先ほどありましたように、苗木ですとかICボルドーのような殺菌効果のある薬剤の購入補助というのがあるんですけれども、これはこれとしてありがたいんですが、実がならなくても消毒は続けなくちゃいけないということがあります。加えて、生産者は高齢者が多くて、減収をきっかけに心が折れて栽培を諦める。そういった心配も懸念もあります。 持続可能なあんずの里を維持するために、今回に限り、給付金の支給、あるいは何らかの見舞金の支給でも構わないんですけれども、名目はともかくとして、具体的な支援をお願いしたいというのが本音なんです。 それで、先ほど齊藤部長からもお話がありました。農済担当者に私も直接聞いたんです。果樹であるアンズは収入保険でカバーすることが可能だということですけれども、申請に当たっては青色申告が必要で、掛金等も高いというんです。それで、加入する生産者は「ごく、少ない」というふうな、そんなようなお話でした。 先ほど掛金の補助もぜひ検討したいというお話があったんですが、これは幾らぐらいといういうふうな、ちょっと具体的な数字が示されればありがたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(荻原光太郎君) 齊藤経済部長。          〔経済部長 齊藤清行君 登壇〕 ◎経済部長(齊藤清行君) 収入保険の掛金の補助率というようなお尋ねでございますが、様々な市には既に災害時の補助金の交付要綱等もございますけれども、補助率につきましては生産品目それぞれでも実際違いましたり、あるいは国の災害の補助事業にあっても1割負担というものは農家の皆様にお願いをしたりというようなこともございますので、まずはかいよう病の防除に対する薬剤の補助率を3分の1からまず2分の1に上げましたり、あるいはまた農協さんではそのほかに農協でも3分の1の助成があったりということは先ほど御答弁させていただきましたが、そこに加えて防霜--しもよけの資材の購入についてもできる限り助成の補助率というのもこれから制度設計をして農家の皆さんにも説明をしてまいりたいと思います。 農協さんのほうでも収入保険、あるいは共済組合のほうでも収入保険についての講座ですとか研修会や説明会もあるというふうにもお聞きしておりますので、よく連携を取りまして、市といたしましてもできる限りの支援をしてまいりたいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 齋藤正徳議員。          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕 ◆4番(齋藤正徳君) 御存じのとおり、アンズというのは市の木であります。そして、市の象徴でもあります。このアンズを今守らないでいつ守るのかというふうなことを私は強く感じます。 給付金の財源というふうなことを考えますと、森のアンズの振興を目的に市の窓口に寄せられた寄附金、これが300万円あると、こういうようにお聞きしたんですけれども、今こそこれを有効活用すべきではありませんか。これは市長にお聞きしたいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 登壇〕 ◎市長(岡田昭雄君) ふるさと納税のことなんでしょうかね。それで使わせていただきたいなと思っています。そのために寄附金をもらってありますので。 こういった災害は自然災害でありますので、全体的な制度設計として何が正しいのか我々も考えていかなくてはいけないかなと思っていますけれども、いずれにしても、農作物というのは天候に非常に左右されるという点がありますので、できる限り収入保障ができるようなセーフティーネットをきちんと制度的につくっていかなくてはいけないと思っていますので、そういう意味では、先ほど部長が答弁したように、青色申告になるんでしょうけれども、収入保険に入っていただければいいのかなと思っていますが、以前も青色申告の講習会をやっているんです。ですから、そういうものをしていきながら、決して難しくないので、経費として落とせることは落とせますし、私はどちらかというと青色申告をやったほうが農家は得するだろうと思っていますので、ぜひとも青色申告の推進を図っていきながら、収入保障ができるような体制を今後もつくっていかなければならないというふうに思っています。 常にアンズについては自然との闘いであって、まにまにこういうことが起きてはいけないので、できるだけ安定してできるようなそういった仕組みをつくってまいりたいと存じます。 ○議長(荻原光太郎君) 齋藤正徳議員。          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕 ◆4番(齋藤正徳君) それでは、次の質問に移ります。 3点目、新型コロナ危機のもとでの学校等における対応について。 一つ、授業時数確保のための措置は、子供の過重負担にならないか。 感染症対策の徹底と休校による学習の遅れを何とか取り戻そうという気は分かるんですけれども、それに意気込む周囲の大人たちからのプレッシャーも加わって、子供たちがストレスを抱えることが予想されます。ある専門家は、せきをしている子をいじめたり、ソーシャルディスタンスと称して仲間外れにする、いわゆるコロナいじめが学校現場には起こり得ると警告しております。学校再開後、1日7時間授業や学校行事の重点化、長期休みの短縮や土曜午前授業など、矢継ぎ早に授業時数確保が進められますと、学校生活はゆとりを失い、結果として子供や教職員を追い詰めることにはなりませんか。 今だからこそ、私は学校に必要なことがあると思います。それは、長い休校でストレスや不安を抱えている子供たちに安心安全な環境を整え、落ち着いた学校生活と子供の学習権を保障するための丁寧な対応だと思います。 学習指導要領にとらわれず、単元の組替えや精選、それから次学年への移行などを学年会や教科会等で検討することで柔軟な対応が可能となるのではないでしょうか。来年度も含め、2年間かけて学習するなど、ゆとりを持って対応できるようにすべきではないか。また、不安を持つ子供たちや保護者に丁寧に学びを保障する方策を伝えることも大切だと考えますが、いかがでしょうか。伺います。 ○議長(荻原光太郎君) 小松教育長。          〔教育長 小松信美君 登壇〕 ◎教育長(小松信美君) ただいまの齋藤議員の第1点目の授業時数確保のための措置は子供の過重負担にならないかについてでございますが、現在、各学校では、長期に及んだ臨時休業で欠落した時数を回復していくため、長期休業の短縮、学校行事の精選、授業時間の弾力化、家庭学習の充実等々に取り組んでおります。また、未履修の学習内容を吟味した上で年間指導計画を再検討し、指導を進めておるところでございます。文部科学省からも、最終学年--小学校6年生と中学3年生以外は指導内容を次学年または次々学年に移して教育課程を編成することも可能であるという通知を出しております。児童生徒及び教職員に過度な負担とならないよう、十分配慮して進めてまいります。 5月末から現在に、今、私、それぞれの学校を訪問して子供たちの様子、そして先生方の様子等々を直に見てまいっております。先生方には本当に一生懸命毎日消毒等々、指導等々やっていただいているわけですが、校長先生には子供たちの様子をよく見て、詰め込みにならないような指導をお願いしますということを各校長にはお願いしているところでございます。 各学校の取組についてはその都度、学校だより等を通じて保護者にも御理解いただくよう努めておるところでございます。 今後、新型コロナウイルス感染症の感染状況がどのようになるか見通せない状況でありますが、児童生徒及び教職員の負担が過度にならないよう十分留意し、保護者への周知を図りながら進めてまいりたいと思っております。 ○議長(荻原光太郎君) 齋藤正徳議員。          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕 ◆4番(齋藤正徳君) 文科省の通知にも、児童生徒の負担が過重とならないように配慮してほしいと、こうあるわけです。先ほど教育長さんが言われましたとおり、現場の先生たちに対しては詰め込み学習にならないように指導してほしいと。そのお気持ちは私重々分かるんですけれど、しかし、問題は最終学年の児童生徒への対応なんです。千曲市も含めて、小学校6年生と中学3年生には、弾力的な学習指導要領の運用の措置が適用されずに、学習指導要領が示す教育内容を全て年度内で履修せよと、こういうお達しなんです。それで、私はこれは大変なことだというふうに思います。このままいきますと、最終学年の教育課程はまさに新幹線式、詰め込み授業となって、子供や教職員が夏休みを待たずに疲弊して、まさに倒れるような事態になるんじゃないかということが大げさじゃなくて心配されます。 そこで提案なんですけれど、そもそも教育課程の編成は各学校にあります。どうしても6年生の教え残しが生ずる場合、小学校で無理をして指導するのではなくて、中学校で指導してもらうようにお願いして、合意をつくることも小中連携で可能となるのではないでしょうか。市教委にはそのリーダーシップを取っていただきたいというふうに思います。また、中学3年生の高校入試については、当事者の不安を解消するために、出題範囲について配慮する等の措置を早めにこれは県に求めていく必要があると思いますが、以上の2点について再質問を教育長さんにいたします。 ○議長(荻原光太郎君) 小松教育長。          〔教育長 小松信美君 登壇〕 ◎教育長(小松信美君) それでは、1点目の小学校6年生の中学での連携というようなことで、中学での学習というようなことについてでございますが、今年度も第1期の臨時休業、3月に始まったときにやったときもそうでしたが、中学で未履修のことをやっていただくというようなことになっておりますが、現在、各学校で欠落授業時数はどのくらいになるかというようなところを6年生についても調べたところ、長期休業とか行事の精選とかそういうものを図りながらやっていきますと、ほぼ小学校6年生、中学3年生、これは年度内に学習が終了するというような試算が出ております。 ただ、これは計算上のところでありまして、この次に第2波、第3波が来たときには今までのそのような状況にはならないかなと思っておりますが、そのときは改めてまた私どもの教育委員会のガイドラインなどを見直しながら対応してまいりたいなと思っておるところでございます。 それから、中学3年生の入試の件につきましてでございますが、既にこれは県教委のほうでも十分配慮していっていただいているところだと思っておりますが、私ども長野圏域の教育長の会議でもこのことについては十分県のほうに要請しておりまして、十分考えていただきたいというようなことを申し入れているところでございますので、その辺は県のほうも十分考えていただいているかなと思っております。 ○議長(荻原光太郎君) 齋藤正徳議員。          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕 ◆4番(齋藤正徳君) 時間がちょっと迫ってまいりますので、次へ行きたいと思います。 2、家計収入急減で学びを諦めざるを得ない子供たちの支援策は。 今、生活困窮に関する窓口への相談件数が急増しているそうです。児童生徒の場合、就学援助の活用を全ての家庭に周知して、認定については年度途中であっても速やかに実施するなど、必要な援助がすぐに受けられるように柔軟に対応していただきたいと思います。また、就学援助費の追加支給についても1人当たり年3万円の増額を行っている近隣の自治体もあると聞いております。市長の所見を伺いたいと思います。 また、高校や大学等への進学を諦めたり、入学や進級のための納付金等を納め切れない子供が今出てきております。学生団体の調査では、学生の5人に1人が退学を検討しているという報告もあります。給付型奨学金の創設なども視野に入れた市独自の新たな支援策について市長に伺いたいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 滝沢教育部長。          〔教育部長 滝沢裕一君 登壇〕 ◎教育部長(滝沢裕一君) 家庭の家計収入の急減で学びを諦めざるを得ない子供たちの支援策ということで御質問を頂きました。 新型コロナウイルス感染症の影響によりまして家計が急変した児童生徒につきましては、必要な援助を行えるように準備を進めているところでございます。これにより、たとえ年度途中であっても援助が受けられるよう柔軟に対応してまいりたいというふうに考えております。 また、追加支給につきましては、5月19日付の文部科学省事務連絡におきまして、学校休業中であっても例外的に給食が実施されたものとみなして、要保護児童生徒援助費補助金の対象経費として計上して差し支えない旨の通知がありました。このことから、当市におきましては、臨時休業中、昼食を用意した保護者の負担を考慮いたしまして、要保護者に加えて準要保護者へも同様に給食費相当額を支給する対応を取っていきたいというふうに考えております。 また、高校、大学への進学した学生への援助の関係でございますが、当市では、親元を離れた県外で就学している学生を対象に、ふるさと千曲学生応援便というものを実施しております。 なお、給付型の奨学金など、その他の独自支給策につきましては、現段階では考えておらないところでございます。 ○議長(荻原光太郎君) 齋藤正徳議員。          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕 ◆4番(齋藤正徳君) 市は千曲市出身の学生を支援するためにふるさと千曲学生応援便を行っていただいております。これは大変好評だと私は思っています。しかし、申請は1人につき1回きりであります。今必要なのは継続した支援ではないでしょうか。 先ほど、給食費について、要保護・準要保護について支給するという本当に前向きな御答弁を頂いて大変ありがたいわけですが、私ども共産党は、小中学校の給食費完全無償化を主張しておるわけです。 それで、ある自治体では、今年度に限って、これから第2波、第3波も予想されると。休校もせざるを得ないような事態も多分に発生するかもしれない。そういう中で、今年度に限り無償にするということを表明している自治体もあるわけです。これについてはいかがでしょうか。ちょっと踏み込んだ質問ですが、最後にお願いします。 ○議長(荻原光太郎君) 滝沢部長。          〔教育部長 滝沢裕一君 登壇〕 ◎教育部長(滝沢裕一君) 給食の無償化の関係でございます。無償化については今のところ考えてはおらないところでございますが、5月の最終の週でございますけれども、こちらのほうは午前の授業を行ってきたところでございます。このときには簡易給食ということではありましたけれども、給食を出させていただいて、この分につきましては市のほうで負担をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(荻原光太郎君) ここで、昼食のため、午後1時まで休憩いたします。                            午前11時55分 休憩---------------------------------------午後1時 開議 ○副議長(小玉新市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続いて、9番、大澤洋子議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 大澤洋子です。一般質問をいたします。 部落差別解消の学習と啓発の継続を。 千曲市部落差別の解消の推進に関する条例案が6月1日本会議において賛成少数により成立しませんでした。しかし、部落差別の解消は学習と啓発の継続が必要です。 現在も部落差別はインターネット上や結婚のときに発生していることについて、第13回千曲市人権のまちづくりに向けた学習会において、部落解放同盟千曲市協議会から発言がありました。 また、平成30年市民意識調査報告書では、約4割の人が「差別があることを口に出さないでそっとしておけば自然になくなる」と答えています。一方、「学校教育や社会教育を通じ、差別をなくし、人権を大切にする教育や啓発活動を積極的に行うべき」と考えている人が65%と回答しています。 部落差別解消推進法によるところの地方公共団体は部落差別を解消するため必要な教育及び啓発を行うよう努めることに対し、その施策を伺います。 ○副議長(小玉新市君) 答弁を求めます。 荒川健康福祉部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 部落差別解消の学習と啓発の継続をについてでございますが、部落差別解消の施策の推進につきましては、全ての市民が同和問題の歴史的経緯を正しく理解するとともに、差別の現状についての認識を深めることができるよう、学校、家庭、さらには地域、企業等で人権同和教育と啓発活動を行っております。 具体的には、学校教育においては、毎年、小中学校へ人権副読本「あけぼの」を配布し、また、人権学習の成果をまとめた作品集「かがやき」や小中養護学校での人権教育の実践収録を毎年作成し、同和教育・人権教育に活用いただいております。 さらに、学校教職員、先生方を対象とした人権教育では、ここ数年、部落差別・同和問題に焦点を当てた内容で研修会を開催しております。 さらに、社会教育では、70区自治会での地区人権教育研修会、千曲市企業人権教育推進連絡会において研修会などを実施しております。 また、市職員の研修会では、部落差別の解消の推進に関する法律の学習等を取り上げました。 平成29年度の人権に関わる市民意識調査では、学校教育・社会教育を通じて差別意識をなくし、人権を大切にする教育・啓発活動は積極的に行うことが重要との回答が前回調査より7%増加をしております。 今後も、それぞれ人を大切にし、あらゆる差別のないまちづくりを目指し、同和問題、部落差別の正しい理解、知識の向上へとつながるよう継続して取り組んでまいります。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 部落差別を日本の社会制度としてつくり、維持し続けた歴史があり、部落差別をされた人たちの苦しみから発せられた水平社宣言には、「人の世に熱あれ、人間に光あれ」の言葉から力強さをいつも感じています。差別をする人の考え方は、不安や恐れなどから他人への攻撃として起こります。部落差別をなくすには、対等な人間関係で一人一人が大事にされ、望む人生を築ける家庭・地域・社会になっていくことだと考えます。尊重されて尊重していく、自分を大事にする人権感覚を身につけて磨き高めていくことだと思います。自己尊重や自己肯定感が持てるように、そして人権を尊重したコミュニケーションとしてアサーションの勧めが長野県人権啓発センターだよりに掲載されていました。今まで以上に積極的な部落差別解消の学習と啓発を広げ、深めていただきたいと思います。 部長答弁の中で、研修や学習は千曲市が長年続けてくる中で体制は整いつつある中、さらに研修の中身・質を高めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(小玉新市君) 荒川部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 議員さんおっしゃいますように、今後もこれまで以上に研修、また、啓発等を充実させていきたいと存じます。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 次の大項目2に移ります。多重介護者への相談支援について。 多重介護を多重ケアとも言います。近年、家族介護の姿が大きく変化しており、夫婦2人に両方の両親4人の介護がのしかかる現実があります。介護と仕事の両立ばかりでなく、遠距離介護と仕事と子育てのダブルケアを経験している人などのケースがあります。内閣府の調査によると、子育てと介護の課題に直面している人は25万人とのことです。 2018年、上田において、多重ケアに立ち向かう全国集会が開かれ、参加した方から問題提起を受けました。課題を解決・改善するための場と地域包括連携支援システムをつくる活動をしている講師の資料から、その制度づくりが必要と感じました。 多重介護を経験した60代千曲市内の女性の話によると、義母の世話をしてきて、認知症が進行し、目の届かないところで徘回が目立つようになり、近くの線路周辺をうろうろしたり、交通量の多い道路沿いを寝巻きで毛布をかぶって歩いたりし、家では家具にぶつかって転んだりして肋骨や腕、鎖骨と三度骨折し、想定外のことが起こるたびに冷や冷やした。そんな中、一緒に暮らす夫の病気、近くに住む妊娠中の娘の病気が見つかり、一人で3人の面倒を見ることになり、とっても大変だったとのことでした。これからは誰にもどの家庭にも待ったなしで起こり得ることで、全年代への総合相談窓口と家族を丸ごと支える視点を持った仕組みを望んでいました。 介護と育児の多重介護、子育て・介護複合課題を抱えて働く人の相談支援について伺います。 ○副議長(小玉新市君) 答弁を求めます。 荒川健康福祉部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 次に、多重介護者への相談支援についてでございます。 少子高齢化の進行、自身の兄弟姉妹の減少、さらには親族との関係が希薄になりつつある中で、議員御指摘のとおり、今後も一人で介護と子育てを行うなどの多重介護者は増加するものと思われます。 介護者におきましては、子育てと介護が重なる場合や複数の方を介護する場合など、様々なケースがあると考えますので、支援につきましては、当事者、相談者及び関係する支援者での課題を共有し、解決に向けて多面的にサポートしていく必要があると考えます。 まず、市としましては、高齢者の総合的な相談窓口として、市内3か所に設置いたしました地域包括支援センター(高齢者相談センター)において御相談を伺い、子育てや就労・生活などに関わる支援も必要となった際には、担当課や関係機関につなぐなど、連携して介護者の課題解決に当たってまいります。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 地域包括支援センターで相談を受け付けて、それぞれのところにつないでくださるということですけれど、先週の6月5日、参議院本会議で改正社会福祉法が可決成立しました。来年4月から施行になります。ひきこもりや介護、貧困といった総合的な課題を抱える家庭に対し、一括して相談に乗れるよう、市町村を財政面で支援するものです。 新たな事業は、属性や世代を問わずに相談を受け止め、多機関の協働や訪問支援を実施する。制度のはざまにあるニーズに対応する。住民同士が交流できる場や居場所確保などの地域づくりです。 改正社会福祉法が成立したことにより、包括的な支援体制の構築について、市の考えを伺います。 ○副議長(小玉新市君) 答弁を求めます。 荒川部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 議員さん御質問ございましたように、今現在は介護をはじめとする様々な相談に応じるため、ここ新庁舎になりまして1つの庁舎で市においても各種窓口相談を充実設置し、連携していく、つなぐということを充実するよう努めて今現在おります。 さらに、議員さんおっしゃいましたように、福祉法が改正をされました。来年度より改定になった内容が施行されていくようになります。市といたしましても、さらに地域丸ごと、一家の中にも高齢者がいたり、また、精神等の障害等で治療している方もおると。様々な相談に応えられるよう、また、新たな改正法を軸としまして、より包括的な支援ができるよう充実させていきたいと思っております。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) よろしくお願いいたします。 それでは、続いて、地域おこし協力隊・集落支援員の活動と成果。 総務省の調査によると、地域おこし協力隊の制度は2009年から始まり、全国で4,848人となり、62.8%に当たる3,045人が任期終了後も赴任先か近隣の市町村に住み続けているということでした。長野県は64%の246人が3年の任期を終えた後も活動を続けている報告ですが、千曲市はどのようでしょうか。千曲市の地域おこし協力隊・集落支援員の活動と成果についてと、今後のこの制度活用について伺います。 ○副議長(小玉新市君) 答弁を求めます。 齊藤経済部長。          〔経済部長 齊藤清行君 登壇〕 ◎経済部長(齊藤清行君) 地域おこし協力隊・集落支援員の活動と成果についての御質問でございますが、市では現在までに地域おこし協力隊員6名、集落支援員1名の任用をしてまいりました。昨年度までに協力隊員5名、それから支援員1名が退職されまして、今年度の任用は1名で、姨捨棚田の保全活動に従事していただいております。 昨年度までの協力隊員5名と支援員1名の活動ということで申し上げますが、協力隊員5名と支援員1名は観光交流課の職員として信州千曲観光局で、それからまた今年度も継続している協力隊員1名は農林課職員として、おのおのの得意分野を生かしまして体験型商品の造成ですとか棚田保全事業、地域資源の情報発信などをしております。 この間、隊員が地域に溶け込みまして、地域住民と交流することによりまして、地域資源となり得るものを掘り起こしていただいておりますし、今ほど申し上げた商品造成ですとか情報発信等につなげていただいたところでございます。 隊員の定住状況というお尋ねでございますが、退職された6名のうち1名は市内に、1名は近隣の市町村に、それから1名は県内に、それからまた1名は県外に、それから2名は海外にお住まいでございます。 今後につきましても、何をしていただくかということを明確にいたしまして隊員の募集を行う予定でございます。今年度もこの制度を活用いたしまして地域活性化に取り組みますとともに、隊員の皆さんが定住していただけるよう環境整備も含めて努力してまいりたいと思います。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 地域資源の情報発信をしてくださったということですが、具体的にはどんなふうな成果だったんでしょうか。 ○副議長(小玉新市君) 齊藤部長。          〔経済部長 齊藤清行君 登壇〕 ◎経済部長(齊藤清行君) 具体的な活動、発信の内容でございますが、温泉芸妓文化についての発信ですとか、あるいはまた自ら足を運んで得た市内の飲食店の情報をネット、ホームページ等での提供、あるいはまたヨガですとかタイ式のいろいろな自己整体法についての旅行商品についての発信などがございますし、今現在も活動・活躍していただいている方については、姨捨棚田の保全活動について、こういう形をやっているというような発信などでございます。
    ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 3年経過の後に1名しか市内に残ってくださらなかったというのは大変残念だなと思うんですけれど、何か原因というかあるんでしょうか。 ○副議長(小玉新市君) 齊藤部長。          〔経済部長 齊藤清行君 登壇〕 ◎経済部長(齊藤清行君) なぜ定住者が少ないのかという御質問だと思いますけれども、前回の定例会でも御答弁申し上げたかと思いますが、一番は御本人の御都合によりまして退職されたということで、それぞれ生活のため、あるいはそれぞれの人生設計のために、この任期、この期間をもって退職したいということでございますし、私、地域活力創造課時代に直接地域おこし協力隊員等の募集にも携わったことがございますけれども、隊員さんは人生における大きな決断をして千曲市に3年間とはいっても移住をして来られていますので、慣れない生活の中に地域協力活動に従事していただいているというふうに思っておりますので、その1年あるいは3年間の中で次の仕事を見つけたい方が集まって来ていただいているというふうに教わりました。また、そういうふうに思っておりますので、定住、いわゆる千曲市に定住という部分については、それぞれの方の設計の中でございますので、結果として1名であったと。1名は近隣にいらっしゃるという状況でございます。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 次の新型コロナウイルス緊急事態宣言解除後の新たな社会。 内需喚起による経済循環地域社会について伺います。 グローバル経済への依存度を減らし、その分、地域で生産し、消費を増やしていく地域経済の自立度を高めると、安定した暮らしが持続可能となることが考えられます。生活に必要なものを地域で生産し、消費する割合を確保しておくことを今回自粛要請で感じた人は多いと思います。このことは以前から経済評論家の内橋克人さんや里山資本主義で知られる藻谷浩介さんが論じていました。これから第2波、第3波に対応できるよう、このウイルスと共生していく社会を今から考えていかなければならないと思います。 内需喚起による経済循環型地域社会に向けて、市としての経済政策を伺います。 ○副議長(小玉新市君) 答弁を求めます。 齊藤経済部長。          〔経済部長 齊藤清行君 登壇〕 ◎経済部長(齊藤清行君) 新型コロナウイルス緊急事態宣言解除後の新たな社会を捉えられまして、内需喚起によります経済循環型地域社会についての御質問でございますが、千曲市の産業は世界経済とも密接な関係にありまして、世界中に拡大する新型コロナウイルス感染症によります各国の需要減少を背景に、生産販売活動の縮小を余儀なくされ、稼ぐ力が弱くなっております。 当面、この難局を乗り切るためには資金確保が重要でございまして、国、県、市において資金繰りの支援のための信用保証ですとか金利優遇の制度を用意いたしまして、事業の存続を支援しているところでございます。 大澤議員おっしゃるとおり、地域外との交流が滞る中で、地域内で経済を活性化するには、できるだけ地域内で産出する物品、あるいはサービスなどを地域内で消費をいたしまして循環するということは大変肝要・重要であるというふうに思っております。 この難局を乗り越えていくために、今後も市民の皆様や事業者の皆様、あるいはまた商工団体、信州千曲観光局などの皆様とともに協力をして、経済循環型地域社会の実現に向けて全力で取り組んでいかなければいけないというふうに考えております。 現在、商工団体では、市の支援策でもございますが、食べて応援・買って支援事業を活用いたしました「うちめし千曲」、これはテークアウトやデリバリーでございますが、これを実施しておりますし、市と信州千曲観光局が連携をして観光需要喚起支援事業「千曲(うち)で遊ぼう!泊まって食べてキャッシュバック」というのを実施中でございます。 今後も、このような地域経済の循環型事業というものについてしっかり支援してまいりたいと考えております。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 市内の経済循環型地域社会の経済政策ということで、部長からしっかり支援をしていくということでしたが、具体的に様々な工夫ができると思いますので、それを明らかにしながら情報発信をして、千曲市のみんなが市内のものを生産し、消費するという率を高めていただくことで、安定的な経済が回るのではないかというふうに思いますので、よろしくお願いします。 次に、食料自給率を上げる政策について伺います。 地域内の食料自給率を高めることが、経済と同様に今回の危機を通して必要性を感じた人が多いと思います。地方回帰の流れが出てきていたり、家庭菜園をする人が増えています。 長野県は、「信州農ある暮らし」で生活の一部に農業を取り入れて豊かに暮らす農業と他の仕事スタイルなど、魅力を情報発信しています。 食料自給率を高めるための農業政策について伺います。 ○副議長(小玉新市君) 答弁を求めます。 齊藤部長。          〔経済部長 齊藤清行君 登壇〕 ◎経済部長(齊藤清行君) 食料自給率を上げる政策についての御質問ですが、食料自給率の向上は国の政策として市も国の方針にのっとりまして進めているところでございますが、御質問の地域内消費、いわゆる地産地消ということになろうかと思いますが、これにつきましては、さらなる学校給食での活用ですとか、あるいはスーパー等での産直コーナー、それから農産物直売所などでの販売になると考えられます。 一方、販売農家は、様々な出荷方法あるいは考え方が販売農家にはございますので、一般的には有利な販売方法を選択されるということから、必ずしも地域内消費には結びついていないというのが現状でございます。 それからまた、御質問にありました家庭菜園につきましては、生活・暮らしに農を取り入れることによりまして、生活における豊かさを感じる。そういったことはできますけれども、家庭菜園は自家消費というのが目的だと思っておりますので、これが販売ですとか地域内消費までは結びつかないのではないかというふうに考えております。 今後も、農地の荒廃化の防止ですとか食料自給率の向上につながるように農業団体とも協力をいたしまして、市の食料・農業・農村基本計画に沿って食料自給率を上げるための政策に取り組んでまいりたいと思っております。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 方法として、学校給食の地消率を上げるということでしたが、これ、長く年数をずっと見ていきますと、あまり上がってきていない。課題があるんだろうなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 もう一つは、農家の販売、農産物の販売の仕方、有利な方向に流れているということですけれども、ここのところ、農家の人たちの市内で消費する強み、それから消費者がそれを買うよという信頼関係づくりというのを行政としてコーディネートできる方法はないのかなということを思うんですけれど、いかがでしょうか。 ○副議長(小玉新市君) 答弁を求めます。 齊藤部長。          〔経済部長 齊藤清行君 登壇〕 ◎経済部長(齊藤清行君) 学校給食の御質問ですが、私が承知している限り、学校へ回るだけの絶対量が確保できないというのが現状だというふうにお聞きをしております。 それから、農家の販売に関してでございますが、農業をなりわいとして生活されている方にとっては、その農家の有利なほうの販売ルート、農産物全般にそうだと思いますが、されているということでございますので、なかなか地元の方には回っていかないというふうには今のところ承知しているところです。 関連して、そういったものを市がコーディネートできないかということでございますが、それぞれ直接市が経由をしてということではなくて、農家の方がスーパーへ卸したり、あるいは千曲市の市役所の広場で朝市をちょっとやられたり、戸倉上山田温泉の観光会館でやられたりという御努力はされているというふうに承知しておりますが、市がコーディネート、間に入ってやっていくというのは、現時点ではなかなかそこまでやり切れないといいますか、やりにくいといいますか、農家の方にお願いをしているという状況が今のところの実情でございます。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 千曲市として、農業政策としてどういう方向性を持っているのかなというその観点からはいかがでしょうか。 ○副議長(小玉新市君) 齊藤部長。          〔経済部長 齊藤清行君 登壇〕 ◎経済部長(齊藤清行君) 先ほども御答弁いたしましたけれども、千曲市の食料・農業・農村基本計画にうたっておりますので、それに沿って市としても農業に関する政策についても計画に沿ってやっていきたいという御答弁になろうかと思います。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 千曲市の食料・農業・農村基本計画に沿って力強く進めていただきたいというふうに思います。 次に、働き方改革、ワーク・ライフ・バランスの推進。 3密を避けた働き方として、時差出勤や在宅勤務が既に実施されています。働く人の生活状況も考慮したワーク・ライフ・バランスが取れるよう労働環境の改善が望まれます。家族が家庭で過ごす時間が増えたことによる女性の負担やDV・虐待も増加していることから、家庭環境の改善も望まれます。働き方改革、ワーク・ライフ・バランスの推進について伺います。 ○副議長(小玉新市君) 答弁を求めます。 齊藤部長。          〔経済部長 齊藤清行君 登壇〕 ◎経済部長(齊藤清行君) 働き方改革、ワーク・ライフ・バランスの推進についての御質問ですが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、テレワーク環境の整備、あるいはIT化、あるいはネット販売などに取り組むことによりまして、超過勤務を縮減をして家事分担につなげたり、生産性ですとか業務効率を向上することなどに取り組みまして、働き方改革やワーク・ライフ・バランスの推進につなげていくというように、引き続き、市も関係機関と連携して取り組んでまいりたいと考えております。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 今から2年ぐらい前でしたか、行政のほうで働き方改革、ワーク・ライフ・バランスの推進に関する講演会が開催されましたけれども、あれは3回講座だったと思うんですけれど、参加者はそう多くはなかったんですが、今回、この危機の中で必要性というのは多くの方、多くの企業が感じていることと思います。また引き続き情報発信というか、研修・学習の場の提供をお願いしたいと思います。 次に、公民館、図書館等の対応について。 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言の解除を受け、5月16日からの市の対応方針が出されました。その中で、公民館は5月22日まで7日間休館、5月23日からは利用可能としましたが、会議のみという利用制限で学習会などは使用できませんでした。8日間かかっています。どのような理由によるのか説明が必要と考えます。図書館は4日後、5月19日から、入浴施設は5日後、5月21日から、古墳館は15日後、6月2日からなど、利用できるようになりましたが、緊急事態中に解除後の移行準備をすべきだったと考えますが、市の見解を伺います。 ○副議長(小玉新市君) 答弁を求めます。 滝沢教育部長。          〔教育部長 滝沢裕一君 登壇〕 ◎教育部長(滝沢裕一君) 公民館、図書館等の対応についての御質問を頂きました。 5月14日に長野県は新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言が解除されました。これを受けまして千曲市では、県の施設再開の方針に準じて公共施設を5月16日から順次再開をすることを5月15日の本部会議で決定をしてきたところでございます。 休館していた各施設におきましては、宣言解除後の再開の時期や方法について宣言発令中から検討をしてまいりましたけれども、再開後の利用方法や消毒等の施設管理の手順について、利用者への十分な周知が必要というふうに判断をしてまいりました。また、近隣の自治体の状況も考慮していることから、それぞれの施設ごとの再開日程が決定してきたところでございます。 各施設とも刻々と変化する国内情勢等を注視しながら、今後とも利用者の安全を第一に考えて運営してまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 5月16日から市の解除後の対応方針が出されたんですけれども、公民館はなぜ7日間かかったんでしょうか。今説明がありました。それによってですけれども、7日間なぜかかったのか。 それから、23日からは利用可能になったんですけれど、会議のみということで、その他の使用は制限がかかったままで8日間が経過しています。コロナの感染症の自粛によって市民のストレスや不安というのは物すごく高いものがあり、そして、それを乗り越えるためには、市民の人たちがつながり合って助け合って協力し合って乗り越えていかなければならない。今まで公民館を利用しての様々な活動が全部停止されたわけで、そこのところを解除後には慎重に速やかに利用できるような工夫、県とか市とかの解除後の基準に沿うのではなく、市民の方たちに寄り添う形での準備、それからもっと短期間で利用できるような方法が取られてほしいなというふうに思うところですが、いかがでしょうか。 ○副議長(小玉新市君) 滝沢部長。          〔教育部長 滝沢裕一君 登壇〕 ◎教育部長(滝沢裕一君) 公民館の関係につきましては、安全な受入れ体制、これが第一でございまして、不要不急な受入れにつきまして、また、3密を避けての可能な会議のみというふうにさせていただいたところでございます。 今現在は、予約を入れている団体、それから頻繁に利用しているサークルなどへの周知も含めまして、約1週間ぐらいの準備期間を取らせていただいたというようなところでございます。これにつきましては、市民の安全というのが第一というふうに考えてこのような措置を取らせていただいたところでございます。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) それでは、会議のみはオーケーで、それ以外は利用できないということについてはいかがでしょうか。 ○副議長(小玉新市君) 滝沢部長。          〔教育部長 滝沢裕一君 登壇〕 ◎教育部長(滝沢裕一君) 解除後の時期につきまして、この時期におきましては、近隣の状況等もいろいろお聞きする中ではやはり会議のみというのが多くなっていたところでございます。今現在はサークル等も消毒をするですとか、3密にならない措置を取りながら利用をしていただいているところでございますが、このときはまだ安全というのが第一というふうに考えまして、会議も人数的にも制限をする中での会議ということでやらせていただいたところでございます。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 国や県の要請、それから近隣の状況などによって、このような利用制限をしての開館、現在は使われるようになりましたけれども、市民の声、市民の希望、その辺については寄り添えたでしょうか。市民の声は聞いているでしょうか。そこのところが行政としては大事だと思います。公民館を利用するに当たっては、使う人たちも責任を持って気をつけてやっていく。だから、今までの公民館利用の活動を続けるためにどういうことをしたら続けられるだろうかという、その視点で制限は速やかにもっと早く利用できるようなふうにしてほしかったなというふうに思うところですが、いかがでしょうか。 ○副議長(小玉新市君) 滝沢部長。          〔教育部長 滝沢裕一君 登壇〕 ◎教育部長(滝沢裕一君) この状況ですが、初めての状況でございまして、どういうふうにしていったらいいかというのは模索をしてきたところでございます。 ただ、市民のお声というのはこちらのほうも聞いておりまして、千曲市、長野保健所管内では出ていないというような状況もありまして、早く何とかしろというようなお声も聞いたところでございます。 ただ、この状況で市の施設とすればやはり安全が第一ということで、近隣に合わせてきたというような状況でございます。 ○副議長(小玉新市君) 大澤議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 安全が第一、それは分かりますが、市民の日々の生活、それから公民館活動、それから入浴施設、いろんな文化施設、そういうものの利用がスムーズにできるようなふうに行政としても寄り添っていただきたいなというふうに思うところです。今後ともよろしくお願いをいたします。 ○副議長(小玉新市君) ここで15分間休憩いたします。                             午後1時45分 休憩---------------------------------------午後2時 開議 ○副議長(小玉新市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続いて、8番、前田きみ子議員。          〔8番 前田きみ子君 質問席〕 ◆8番(前田きみ子君) 議席番号8番、前田きみ子です。私は日本共産党千曲市議団の一員として、以下4点について質問いたします。 まずはじめに、台風19号、そしてコロナ対策と、相次ぐ市民の困難な状況に昼夜を問わず力を尽くしてこられた市関係者の皆様に敬意を表します。 では、大項目1、市民の安全のために。 小項目1、稲荷山を通る県道77号の速度変更について。 稲荷山を通る県道77号長野上田線は住民の生活道路でありますが、住民が知らないうちに時速40キロから50キロに速度変更されてしまいました。稲荷山の上八日町は歩道もなく道幅も狭く大変危険です。稲荷山の区長会でも今年に入って県道の速度変更について要望書が出されております。また、佐野川に架かる御言橋では昨年8月12日にも事故があり、数日後にお亡くなりになっております。この場所では2件の死亡事故が発生しています。時速50キロとなれば、それ以上のスピードで走ってくる車もあります。時速40キロといえば50キロ、50キロといえば60キロ出してくる車が多いわけであります。危険がいっぱいの県道の速度制限と今できるドットラインの敷設を。 続いて、小項目2、県道77号の歩道の整備についてですが、県立稲荷山養護学校改築時に長野方面からは整備されましたが、非常に短い距離で、あとは未整備のままです。県道の路盤と歩道が古く、私は以前にも質問いたしましたが、歩道はコンクリートで高さがあり、また、各家庭からの車の出入りの部分は低く、まるで歩道自体が波打つような歩道になって大変危険です。危険な歩道の整備について伺います。 ○副議長(小玉新市君) 答弁を求めます。 島田市民環境部長。          〔市民環境部長 島田栄一君 登壇〕 ◎市民環境部長(島田栄一君) ただいまは前田きみ子議員から、稲荷山を通る県道77号の速度変更について、また、県道77号の歩道整備についての2点にわたって御質問を頂きました。私からは、1点目の速度変更についてお答えし、歩道整備については建設部長が答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 それでは、稲荷山を通る県道77号の速度変更についてお答えいたします。 議員御発言のように、県道77号(主要地方道長野上田線)でありますが、この路線の規制速度につきましては、稲荷山交差点--八十二銀行稲荷山支店の前です。ここから佐良志奈神社前交差点--大正橋の西詰です。この間が本年1月に50キロメートルに引き上げられました。 こうした見直しは、全国的な施策として、警察庁からの通達に基づき、実勢速度が規制速度より高い路線において、交通事故の発生状況、道路構造、沿線状況等を勘案して実施されました。 県内では、87路線370キロ分が選定され、23路線で速度が引き上げられたと聞いております。 議員御発言のとおり、県道77号については、本年2月、稲荷山地区区長会をはじめとする関係の皆様から、市長宛てに、交通事故の発生等が懸念されるため、以前の40キロメートルに戻すよう御要望を頂きました。市では、事情をお聞きした上で、千曲警察署へ要望書の写しを送付して検討をお願いし、署からは、見直し後の実勢速度や事故発生状況等の検証を行うとの回答を頂きました。 今後、市といたしましては、千曲警察署の検証状況を注視するとともに、交通安全協会等の関係団体と協力して、引き続き交通安全の啓発活動に取り組むとともに、議員御提案のドットラインも含め、必要と思われる交通安全対策を千曲警察署及び道路管理者等に対し働きかけてまいります。 ○副議長(小玉新市君) 続いて、竹内建設部長。          〔建設部長 竹内 康君 登壇〕 ◎建設部長(竹内康君) それでは、続きまして、県道77号の歩道整備についてでありますけれども、議員御指摘の主要地方道長野上田線--県道77号のことでございますけれども、この歩道はマウントアップ形式でございまして、出入口部分が低くなるため、歩道が波を打つ形となり、車椅子等での通行がしづらい状況と承知をしております。 新たに歩道整備する場合、道路基準--これは道路構造令と申しますけれども、これによって最低2メートルの歩道幅員が必要となります。 道路管理者の長野県千曲建設事務所では、歩道を下げる--フラットにするためには現状約1.2メートルの幅員を拡幅し、安全な通行を確保する幅が必要であるとの考えです。 市としましては、歩道整備には道路の拡幅工事が必要となるため、沿道の関係者の皆様も含めた地元の合意形成が得られれば、歩道整備について県へ要望してまいりたいというふうに思っております。 ○副議長(小玉新市君) 前田議員。          〔8番 前田きみ子君 質問席〕 ◆8番(前田きみ子君) 私も千曲警察署あるいは千曲建設事務所のほうにお伺いして状況をお聞きいたしました。千曲警察署でも先ほど部長のおっしゃったようなことですが、ただ、事故発生状況を見てということであれば、人の命がかかっておりますので、それでは遅過ぎる。もう既に御言橋のところでは2件の死亡事故があるし、そのほかの403号沿いでも死亡事故あるいは重傷の交通事故が起きております。ですから、発生状況を見てでは遅過ぎる。ぜひとも市民の安全のためによろしくお願いいたします。 歩道整備については、私も車椅子のお子さんたちを押して歩いたときに、この道は歩けないと思いました。命のかかった道だと、首ががくがくなってとても歩ける道ではありませんでした。それがずっとそのままに放置されているということ、ぜひともこれについても改良をお願いいたします。 次に、大項目に移ります。 大項目2、地域共生社会の実現を目指す拠点施設の設置について。 小項目1、地域共生社会の拠点施設は。 改正社会福祉法の地域住民等が地域に交流を図ることができる拠点施設について、地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律、これは平成29年のものでありまして、先日の2020年6月5日に可決されたものではありません。この一部改正です。その改正社会福祉法第106条の3において、市町村に対し、「地域生活課題解決に資する支援が包括的に提供される体制を整備するよう努めるものとする」と規定しています。そして、市町村が実施すべき事業として、「地域住民等が相互に交流を図ることができる拠点の整備」としています。改正社会福祉法が市町村に実施を求める地域住民等が相互に交流できる拠点の整備は、千曲市の現状に照らしても切実な課題ではないでしょうか。 障害者、高齢者、子供、生活困窮者の多様な深刻な生活の課題に応えていくために、各分野のそれぞれのこれまでの取組をより充実させていくと同時に、その各分野の連携を深めつつ、地域住民の支え合いの活動との結びつきを広げていくことが極めて重要だと思います。そのための総合的なセンターが、まさに改正社会福祉法が市町村に整備を求めている拠点だと思います。 既に平成29年から国にこの拠点設置を含む事業のためのモデル事業を実施しており、本年度は全国で250市町村がこの事業に参加しています。市町村の財政負担は4分の1、地域力強化推進事業で平成30年度は26億円、平成31年度28億円となっており、平成30年度、長野県では、長野県と松本市、伊那市ほか3自治体、長野県で計6自治体が実施されています。 そして、地域共生社会の実現を目指す総合センターの内容は、行政と福祉事業者と利用する当事者と、さらに地域住民との自由な協議によって構成され、確定されていくことが求められています。とても夢のある話ではないでしょうか。 そして、もしこのようなセンターができるのであれば、災害時における理想的な福祉避難所となり得ると思いますし、新型コロナの蔓延で福祉関係の事業者が休業せざるを得ないときにも頼りになる場所になるのではないでしょうか。 昨年の19号台風での避難ですが、私が障害者団体や介護施設を回った中でも、福祉避難所の機能が不十分で活用されなかったわけです。 そこで、稲荷山にあります杏泉閣の後利用についてです。現在、地権者集会が7月15日に予定されています。ですから、すぐに事業開始とはなりませんが、管財人と市が契約をして、これから来るであろう災害の臨時の避難場所やコロナ感染症拡散防止の場所として杏泉閣は有意義ではないでしょうか。伺います。 ○副議長(小玉新市君) 答弁を求めます。 荒川健康福祉部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 地域共生社会の実現を目指す拠点施設の設置についてでございます。 地域共生社会の実現を目指す地域拠点施設の設置につきましては、杏泉閣の後利用も考えられるとの議員の御提案で頂きましたが、市におきましては、現在、公共施設の総合的かつ計画的な管理に関する基本方針として策定いたしました千曲市公共施設等総合管理計画に基づきまして公共施設の削減を進めておるところでございますので、新たな施設の取得や賃貸などは現在考えておりません。 議員御指摘のように、共生社会の実現には、行政はもちろん、障害者御自身、また福祉事業者、さらには各組織関係者などが構成の一員として我が事として捉え、それぞれの協力が不可欠であると考えます。 本年10月1日に戸倉庁舎に移転しますふれあい福祉センターにおいては、障害者団体等が会議などで使用できる会議室等の部屋、また、福祉事業者が加入している自立支援協議会事務局として基幹相談センター、さらにはボランティアセンター、老人クラブ連合会事務局、そして社会福祉協議会も入りまして、共生社会の構成員が多く集まってまいりますので、まずは地域共生社会の実現のここを拠点として、または地域福祉の拠点として活用を図ってまいりたいと考えております。 ○副議長(小玉新市君) 前田議員。          〔8番 前田きみ子君 質問席〕 ◆8番(前田きみ子君) 旧戸倉庁舎の社会福祉総合センターというか、ふれあい福祉センターについては確かに今年10月から開始されるわけですが、先ほど申し上げましたように、コロナ感染症に対応する福祉事業所等、あるいはまた先ほど大澤議員の中にもありました、各障害者や高齢者、生活困窮者などが相談窓口としてそれぞれが持っているものを総合的につなげるためにも、千曲・坂城自立支援協議会、あるいは基幹相談支援センターだけでは、24時間対応のものはなかなか難しいと考えます。そのような中での杏泉閣の後利用は、杏泉閣という重伝建の場所で必要なものとしては意義があると思います。 では、大項目3に移ります。避難所の運営について。 小項目1、3密回避の対応は。 台風19号の後遺症が随所に残り、千曲市の台風災害の検証が急がれますが、世界中に広がったコロナ感染症の対応が優先されるべき事態になっているため、十分な検証が困難と考えます。しかし、災害は、時、場所を選ばずに突然に来ます。避難所運営はコロナ感染症拡大防止が何よりも重要視されなければなりません。 市内小中学校の体育館は、体育館までの段差、また、トイレが遠い、治田小では19号台風時、朝方には体育館のトイレが使用できなくなったと聞いております。 では、避難所の在り方は、1、自宅2階以上の避難(垂直避難)。2、近隣の高さのあるコンクリートの建物。3、公共施設への分散避難(公民館、各地域の公民館分館、学校の教室、知人宅)。4、車中避難(車中泊)姨捨観光会館、土砂災害や洪水・地震に留意した公園、旧学校の校庭や学校であれば所在確認も容易にできますが、分散避難であれば所在安否確認が困難です。災害当日以後の食料品や備品の配布が容易ではない等、欠点もある上での避難体制の充実が求められます。 小項目2、段ボールベッドの有効性について。 市も段ボールベッドを備蓄してありましたが、台風19号では使用いたしませんでした。しかし、コロナ感染症では他人との仕切りをつくること、段ボールベッドの高さが床から35センチあれば飛沫は届きません。飛沫が飛び上がらない35センチの高さは科学的に証明されています。市には何組段ボールベッドがありますか。また、高齢者、障害者についても段ボールベッドは有効ですが、この有効性についてどのように認識しておりますか。伺います。 ○副議長(小玉新市君) 答弁を求めます。 大内総務部長。          〔総務部長 大内保彦君 登壇〕 ◎総務部長(大内保彦君) 3密回避の避難所運営等につきまして御質問いただいたところでございます。 今後の避難所の開設に当たりましては、議員おっしゃるとおり、コロナ対策として密集・密接・密閉、この3密状態を避けるために運営しなければならないということ等を考えております。具体的には、間仕切りなどの設置、避難者間に2メートルのスペースを確保すること、また、室内の適当な換気、これも必要なことだと考えております。 主要な避難所であります学校につきましては、これまで体育館のみを避難の場として使用してまいりました。ただ、3密を避けるということに関しましては、避難者間に2メートルのスペースを確保しますと、収容数が大幅に減少してしまうということになるため、状況によっては教室も利用するということで今後は考えたいと思います。 収容数の確保とともに、発熱のある方、あるいは体調の優れない方等の対応、また、授乳などのプライバシーの確保もこれにより可能になると考えておるところでございます。 また、避難所での密接・密集を少しでも軽減するため、災害の種別、程度によっては、安全が確認できる場合は自宅にとどまること、これは議員おっしゃったとおり、2階・3階等の活用でございます。また、安全な場所に住んでいる親戚、友人、知人宅に身を寄せることも有効なことだと考えております。 また、これも御指摘いただきました車による避難でございますが、これも安全に車内で一時的に過ごしていただければ、そういったところも必要だと考えまして、市内に4か所、市のほうも現在選考したところでございます。これによりまして大体300台弱ぐらいは確保したところでございます。 先ほど申し上げましたとおり、避難は必ずしも指定避難場所である必要はございません。あらかじめ、それぞれの家庭などで指定避難場所以外の避難場所、これについても自主避難場所として検討しておいていただければ大変ありがたいなと考えております。また、このことが3密状態を避けるための有効な手段となりますし、また、御自身の身を守ることにもつながりますので、この辺の広報等にも努めてまいりたいと考えております。 続きまして、段ボールベッドの有効性でございます。 段ボールベッドの有効性につきましては議員のおっしゃるとおりでありまして、その有効性は市としても認識しておるところでございます。 現在、段ボールベッドの備蓄量は24でございます。飛沫感染を防ぐパーテーションが388区間、そのほかプライベートルームのテント、これは4人用でございますが、これが28張り備蓄してございます。本年度におきましてもそれぞれにつきまして可能な限り備蓄を増やすよう努力しているところでございます。 ○副議長(小玉新市君) 前田議員。          〔8番 前田きみ子君 質問席〕 ◆8番(前田きみ子君) 19号台風時、姨捨観光会館に避難し、車中泊をした方から、情報が何も入ってこないというふうなこと--特に千曲市の情報です。全国的な情報はラジオから入ってきても、千曲市の状況はどうなっているんだと。自分の場所が今浸水しそうだから車中泊として避難したけれども、一体自分の場所はどうなっているのか。そういった情報が何も入ってこない。例えば体育館にしろ、これからはWi-Fiの設備とかいろいろ必要かと思いますが、避難したときに情報が入ってこないというのは非常に不安であると思います。そこのところもよろしくお願いいたします。 それから、24組しか段ボールベッドがないということで、ぜひこれからはもう少したくさん用意していただきたい。19号台風のときに、高齢者が健康プラザに避難したときに、床であったために起き上がることができなかった。介助職員がみんな腰痛になってしまったというふうなことが言われておりますので、その辺もぜひともお願いいたします。 次に、小項目3、避難が困難な住民の避難の対応について。 2万人以上の死亡になった東日本大震災では、障害のある人の死亡率が全住民の死亡率の2倍でありました。高齢者、障害者、基礎的疾患のある人など、台風19号の災害時でも市が避難所と指定したところには避難した人が少なかった実情があります。1次避難所に避難してから2次避難所に行くという過程では避難できません。それぞれ障害の特性もあります。それぞれに合った避難所が必要です。これについて伺います。 ○副議長(小玉新市君) 答弁を求めます。 荒川健康福祉部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 避難が困難な住民への対応についてでございます。 市におきましては、特に避難が困難な要配慮者等につきましては、災害時避難行動要支援者名簿や個別支援計画を作成し、この名簿を活用しまして、区、自治会、支援者が協力して避難いただく体制づくりを進めております。 本年度も、来月、名簿及び計画の年度更新に関わる区長、自治会長さんを対象とした地区説明会を開催し、東日本台風の状況なども踏まえつつ、本事業の趣旨を丁寧に周知し、市民皆様の御理解、御協力をいただきながら手続を進めてまいります。引き続き、要支援者名簿への掲載の同意をいただくことで個別の避難計画作成につなげ、災害時に要配慮者等の状況に応じた避難が図れるよう努めてまいります。 また、市と千曲・坂城地域自立支援協議会では、平成30年9月に災害時における応急対策業務に関する協定書の締結を行い、地域に暮らす障害者の避難先確保に向けた協力体制を整えてきております。 今後も、災害時には各施設等と連携を密にしながら、障害者の安全確保に向けた対応を行ってまいりたいと考えております。 ○副議長(小玉新市君) 前田議員。          〔8番 前田きみ子君 質問席〕 ◆8番(前田きみ子君) 先日の新聞でもありましたけれども、それぞれ3密回避での避難所では2倍の広さが必要だということが各自治体の調査の中で出ておりますので、その辺も本当に考えてこれからやっていかなければいけないと思います。 今の3項目3についてですが、来月、地区説明会が区長さんをはじめ関係者に行われるということですが、ぜひ今年度の地区別の避難訓練には、要支援者など、なかなか自力での避難が困難な方々も含めた避難訓練をぜひ進めていただきたい。市のほうからもその点について、各自治体の中で、例えば、去年私どものほうでは車椅子をお借りしてということでしたら、重点地区で車椅子を使うから車椅子が借りられなかったというふうなことがありました。いろんな場面の中で、この人は足が痛いから歩けないとかいろいろな状況が出てくるはずです。それを分かっていなければ避難が大事と幾ら言っても避難につながらないと思います。それは先ほど言った避難がしたくてもできない状況があるからです。その辺のところをぜひ地区別の避難訓練でも推奨していただきたいと思います。 では、大項目4に移ります。ピュアハートの運営について。 精神障害者にとって上山田のふれあい福祉センター内にあるピュアハートちくまの位置づけは大変重要であります。障害ゆえに、朝起きる、洗面、着替え、朝食、そしてピュアハートまで交通手段を使って行く。行くこと自体、大変重要なことです。人と会って挨拶をし、話をする。うちの中だけにいては時間の感覚がありません。そこに行くことによって人と話をしたり、挨拶をしたり、そんなことができると思います。 この事業の委託先を募集していますが、委託先はどうなりましたか。また、この事業について市はどのように考えていますか。伺います。 ○副議長(小玉新市君) 荒川健康福祉部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) ピュアハートの運営についてでございます。 ピュアハートちくまは、障害者総合支援法に基づきまして、障害のある方を対象として社会との交流促進、創作的活動等の機会を提供する地域活動支援センターで、市が千曲市社会福祉協議会に委託し、現ふれあい福祉センター内で運営しております。 本年10月、このふれあい福祉センターの移転に伴って、ふれあい福祉センター外での新たな場所で運営できるよう委託先を公募型プロポーザルで募集を行い、2つの社会福祉法人から応募があり、先頃、業務委託先を決定したところです。事業者は、障害のある方がまずはセンターに来ていただくことが非常に大切であり、安心して通える居場所・環境をつくり、本人の意思を尊重しながら創作活動等の機会の提供、交流の促進の役割を果たしていきたいとの意向でございました。 市といたしましても、今後も利用者が安心できる地域の居場所として安心して通える環境づくりに協力するとともに、現利用者の移行がスムーズに行えるよう事業者と連携して進めてまいります。 ○副議長(小玉新市君) 前田議員。          〔8番 前田きみ子君 質問席〕 ◆8番(前田きみ子君) 委託先が決定したということですが、本当に自宅からそこに行くことの大切さをぜひ認識していただいて、新しい場所、新しい人、新しいそれぞれの中に入っていく、友達の中に入っていくということは大変難しいと思います。知らないところに入っていく1年生のようなものです。その辺はスタッフなりの熟練した、障害への熟練した対応のできる人でなければなりません。精神保健師等、それぞれに熟練した人が新しい環境の中でもそれが生活できるように、そんなことがぜひ必要なことではないかと思います。その点について、チューリップの家もありますが、また、ピュアハートちくまについても、ぜひ内容についてもう少し関係者の皆さんが目を向けていただいて、この重要性について認識していただければと思います。では、この重要性についてもう1回伺います。 ○副議長(小玉新市君) 荒川部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 議員さんおっしゃるように、本当になかなか外に出られない方、また、様々な障害をお持ちの方は、まずは外に出て安心して通える居場所、それをこちらも設置できるよう今委託先も決めました。また、市といたしましても、これまで以上に連携を持ちまして、新しい事業者さんと協力し、スムーズに利用者が安心して通える場所を充実させていきたいと存じます。 ○副議長(小玉新市君) 前田議員。          〔8番 前田きみ子君 質問席〕 ◆8番(前田きみ子君) 先ほども申し上げましたように、それぞれの特性があって、こっちのほうに避難しようとしてもなかなか難しかったりします。どうかこれからの避難もそうですけれども、その人のことに寄り添った市の対応、あるいはまたもうちょっとそばに行って、その人が何を考えているかというふうなことも、ぜひ寄り添ったものにするためにはその中身についても市の職員も知っていただきたいと思います。 以上で私の質問を終わります。 ○副議長(小玉新市君) ここで15分間休憩いたします。                             午後2時36分 休憩---------------------------------------午後2時50分 開議 ○議長(荻原光太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続いて、11番、柳澤眞由美議員。          〔11番 柳澤眞由美君 登壇〕 ◆11番(柳澤眞由美君) 議席番号11番、公明党、柳澤眞由美です。通告に従いまして、順次質問いたします。 それでは、質問に入ります。 大項目1、新型コロナウイルス感染症と市民の生活について、大きく3点にわたって伺います。 1点目、学習の遅れと学校生活の回復について。 6月1日の朝、子供たちが登校していきました。コロナの一刻も早い終息を心から祈りながら見守っていました。 この3月からの学校生活は「失われた3か月」とも言われ、子供たちは多くのことを我慢し、諦めました。大人もたくさんのことを我慢しましたが、これからの未来を生きる子供たちの我慢は大人とは全く違います。私たち大人は子供たちの学ぶ権利を守り、教育を受けさせる義務を果たす大きな責任があります。 そこで質問いたします。 一つ、長期休校が続いた子供たちの学校生活と学習の回復について、市が取り組んでいる施策、また、失われた学びの機会を回復・保障するための方法について、市長からちくまっ子へメッセージを送ってください。 二つ、プールは夏の最大の楽しみにもなりますが、水泳授業の取扱いについて、スポーツ庁の見解を踏まえ、安全を第一に考えた実施について、教育委員会の所見を伺います。 三つ、第2波、第3波による休校措置、子供の感染や学校内での感染の発生も想定されます。対応マニュアルは作成されていますか。また、いじめなどの発生が予想されます。新しい生活には新しい人権教育を加える必要があると考えますが、その予定はないか、教育委員会の所見を伺います。 ○議長(荻原光太郎君) 答弁を求めます。 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 登壇〕 ◎市長(岡田昭雄君) 柳澤議員の御質問にお答えしますが、本当にこのコロナ感染症、子供たちにはこの間、大変な御迷惑をおかけしたなというふうに心からおわびをしたいなというふうに思います。 私のほうからは、臨時休業を始める前の2月29日付で児童生徒の皆さんには休業する理由、そして予防法、家庭生活についてのメッセージを改めて出させていただきました。現在は学校が再開されておりますが、長期間の休業を経験したことにより、子供たちは学校に行って勉強すること、そして友達と遊ぶこと、給食を食べること、部活動することなど、当たり前だったことが当たり前ではなくなったわけでありまして、こういったことがいかにすばらしいことだったのか実感をしたのではないかというふうに思います。こうした思いは、これからの子供たちの生活にも必ず生かされてくるのではないかなというふうに考えています。 また、新しい生活様式というのがあるわけでありますが、子供たちはこれに対しても戸惑いがあるのではないかというふうに思います。マラソンと同じように焦らずみんなで力を合わせていってほしいなというふうに思うわけであります。 議員の御意見のように、こうした内容に触れながら、児童生徒の皆さんが元気で学べるようなそういったメッセージを改めて申し上げたいなというふうに考えております。 そして、臨時休業中により失われた学びの時間についての御質問でありますが、この時間ももう既に議会にも御説明したと思いますけれども、夏休みの短縮、あるいは行事の厳選、そういったものにより保障していくということで、教育長からも先ほど答弁させてもらいました。 こういった中で、児童生徒、あるいは職員の負担にならないように工夫しながら学校運営をお願いしたいなというふうに感じています。 そして、また三たび臨時休業になる可能性はございます。学びの歩みを止めるわけにはまいりません。GIGAスクール構想によるICTの整備をすることによりましてオンライン学習ができるよう進めてまいります。 県においても、GIGAスクールに併せて、教員にまずスキルを身につけていただくための研修を8月いっぱいはやりたいなというふうに知事からそういった話がありました。こういった体制づくりのために、ICT教育センターを県は立ち上げるということになります。 しかし、一方で、家庭でのネット環境が極めて脆弱であるということであります。今、千曲市では約50%の子供たちの家庭にネット、いわゆるルーターといいましょうか、インターネットがつながる環境がない。スマートフォンの発達によったものかというふうに思われますけれども、こういった状況の中で今後どうするかは我々行政も考えていかなければならないというふうに思っています。 いずれにしても、県とも連携しながら、学校の機器・環境整備は我々の仕事でありますので、教員の研修も含めてしっかりと取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 続いて、小松教育長。          〔教育長 小松信美君 登壇〕 ◎教育長(小松信美君) 市長がお答えいたしました以外の御質問につきましては私のほうからお答えさせていただきます。 まず、プール学習のことについてでございます。 小学校低学年の水遊び、3年生以上の水泳運動、中学校での水泳、これについては児童生徒にとって夏には欠かせない楽しみにしている学習の一つと認識しております。 しかしながら、児童生徒の密集・密接の場面が多く想定されます。それを回避する対策を講じなければならないこと、手が触れる箇所を小まめに消毒しなければならないことなど、様々な感染リスクへの対策を講じることが困難であります。今年度のプールの学習は、大変残念でありますが、中止するということにいたしました。 また、業者によるプールの浄化槽の機器、これも今月から清掃・点検等が始まるということでございますので、中止の判断は4月末に判断し決定いたしました。 また、今後、第2波、第3波による臨時休業は十分想定されることでございます。状況に応じて、どうなるか分かりませんが、市内一斉の臨時休業、あるいは分散登校というような状況になるかもしれませんが、いずれにしましても、校内の消毒、あるいは家庭学習の措置などの準備をしていかなければなりません。今、臨時休校になった場合、家庭学習をどのようにするかというようなことで、第2回までの臨時休業のようにペーパーだけのことではなくて、Zoomとかそういうようなものも使いながら、今、職員の研修をまず校長から始め、その次に教頭、そして職員と、そんなようなことを体験しながら今進めている最中でございまして、先ほど市長が申しました8月までに県のほうでも職員への研修というようなこともございましたので、千曲市でもそれに先駆けて今月から段階的に進めていっているというような状況もございます。そのような準備をしながら対応してまいりたいなと思っております。 また、市の教育委員会では、学校再開に向けたガイドラインというものを策定してございまして、文部科学省や県の通知によりまして、その都度修正しながら各学校に指示を出しているところでございます。教育委員会事務局内では毎週1回から2回のコロナ対策会議を開催する中で、常にガイドラインの見直しなどを行い、校長会とも密接に連携を図りながら取組を行ってきております。 次に、人権教育に関することでございますが、感染者あるいは濃厚接触者になった場合や、家族が医療従事者である場合の偏見やいじめについては、SNSでのモラルも含めて人権教育の中に組み込み指導するよう指示を出しているところでございます。感染する可能性は誰にでもあり、決して差別されるものではないこと、医療従事者への感謝の気持ちを持つこと等を保護者への啓発も含めて大事に取り組んでまいりたいと、このように考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 柳澤眞由美議員。          〔11番 柳澤眞由美君 登壇〕 ◆11番(柳澤眞由美君) るるお答えいただきありがとうございます。 今、GIGAスクールを推進していくということで補正予算にも上がりましたが、家のネット環境50%のみということで、ルーターと今市長おっしゃいましたが、そこも国で補正というか補助金があったと思いますが、ぜひこれ使って、期間限定ではございますが、50%のWi-Fi環境がないところを救っていただきたい。これはいかがか。 もう一つ、学校のプールが中止ということは市営も中止するということだと思いますけれども、家での過ごし方、夏休みの過ごし方、またいろいろ先生たち等考えていただければいいかなと思いますが、プールは残念だなと思いますが、これは致し方ないと思います。 校内の消毒等いろいろ大変ですけれども、家庭の学習の準備の中で、今回、様々家庭のほうでペーパーの家庭学習をやっていただいたんですけれども、それは教師が教えない期間だったので、ぜひ評価はそういうところはしないということをしっかりしていただきたい。6月1日から先生の下で過ごす学びを評価していただきたい。1年生もそうですけれども、クラスが変わったとか、転校してきたとか、非常に不安を持つお子さんもいるかと思いますので、そこら辺に十分配慮すると同時に、6月1日は元気いっぱいの子供たちが、朝見守っていたんですけれど、金曜日の5日は結構疲れた顔をしていまして、最初は弾んでいた声がだんだん落ちてきて、それで中学生に声をかけましたら、非常に授業のスピードが早いと。休んでいて急に学校が始まったので余計感じると思いますが、そこら辺のあまり登校日数、授業時数、そういうことにこだわり過ぎて子供たちを見失わないように、子供をしっかり見て対応していただきたいので、ルーターの件と家庭学習の推進というか、子供たちの評価及び配慮、これについて伺います。 それから、SNSへのいじめ対策は、これは本当に重要な課題ですので、しっかりと取り組んでいただきたいと思いますが、以上、再質問をお願いします。 ○議長(荻原光太郎君) 小松教育長。          〔教育長 小松信美君 登壇〕 ◎教育長(小松信美君) 初めのルーターの貸出しというような件でございますが、今のところ、まずは学校環境のWi-Fi環境を全部整備するということに力を入れておりますので、今のところ、ルーターの貸出しについては現在考えてはおりません。 それから、家庭学習についての評価、これは家庭で一生懸命やっていたというようなことで、それについて二重丸、丸、三角とか、そんな評価はつけないというようなことになります。ただし、家庭学習でペーパー以外に子供たちは独自の学びをしていたのではないかと思います。そこを見つけてくださいというようなことは学校長を通してお願いをして、それは必ずどこかに出てくるから、いいところをぜひ引き出してほしいということは学校長を通して言っております。 それから、週末疲れてきていると。これは私も学校訪問させていただいて直に分かっております。とにかく先生たちは真面目なんです。今まで臨時休業やっていたので、子供たちにこういうことも知ってほしい、ああいうことも身につけてほしい、そういうことを本当に思っておりまして、頭の中では焦ってはいけない、詰め込ませてはいけないというふうに思っております。でも、実際に出てしまう行動は熱心のあまりつい出過ぎてしまって焦ってしまっているようなところもなきにしもあらずなので、先ほども申し上げましたけれども、学校長に焦らず子供たちの様子をじっくり捉えて指導するようにというふうなことは話しておりますので、これから始まったばかりでございますので、子供たちの様子をじっくり見ながら対応してまいりたいと、このように考えております。 それから、市の市営プールの関係でございますが、古い施設ですので、更衣室がとにかく狭い。密になってしまうということで、どうしてもここは非常に安全上難しいということで、今年は中止というふうにいたしました。 ○議長(荻原光太郎君) 柳澤眞由美議員。          〔11番 柳澤眞由美君 登壇〕 ◆11番(柳澤眞由美君) 子供をよく見て、学校が楽しいという心を失わない学校生活の回復を望みます。よろしくお願いします。 それでは、2点目、感染リスクの回避と市民の健康回復について。 今、コロナの第1波が落ち着いてきています。現在、北九州市の北橋市長が第2波の真っただ中だと明らかにしたことはついこの頃の話です。北九州市は感染拡大を想定し、病床確保を急いでいるそうです。また、ステイホームによって特に高齢者の皆さんが身体能力の衰えを訴えております。 そこで、千曲市の感染リスクの回避と市民の健康回復について質問いたします。 一つ、千曲市として第2波への備えをどのように考え、準備するのか。市内の医療崩壊を招かないための備えとしてPCR検査・抗体検査等々導入準備は考えているのか。市の見解を伺います。 二つとして、健康ポイント制度は、提案をしたときから今日まで、代々の部長、検討・研究という繰り返しでございましたが、高齢化社会は超高齢化社会へ進みました。千曲市は、健康寿命は低いままで、広く市民を健康にする施策はこれといったものがありません。健康寿命を高める施策はここでやらなければいつやるのですか。少しずつ自粛解除された市民の心身の回復に努めるためにも、今こそ健康ポイント制度導入を求め、所見を伺います。 ○議長(荻原光太郎君) 荒川健康福祉部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 続いて、感染リスクの回避と市民の健康回復についてでございます。 感染症に関わるPCR検査等につきましては、各自治体単位での実施はいたしませんが、県内10の二次医療圏内での適切な配置を県・医師会を中心に推進しており、千曲市を含む長野県域南部においても5月27日から検査外来がスタートしており、順調に進んでおると聞いております。 感染リスクの低減、また、発生予防は、新しい生活様式の定着であると考えており、市においても市報や折り込みチラシ、ホームページなどでも掲載し、啓発しております。 今後も、あらゆる方法を活用し、発生予防について周知啓発に努めてまいります。 健康ポイント制度での心身の回復についてでございますが、今回の感染拡大により外出自粛要請がなされました。自粛による心身への影響は、運動不足、栄養の偏り、栄養摂取量の過多、また、ストレスなどが考えられます。これらについては今のところ症状として市への報告はほぼなく、顕在化してはおりませんが、その後の生活習慣病やフレイルなどにつながるリスク要因と考えられますので、これにつきましても、市報、ホームページ、ケーブルテレビなどで、室内でもでき、全身を動かしたり筋力を落とさないような運動やヨガなどを勧めております。 今後も、様々な媒体を活用し、これらについても啓発を実施してまいります。 ○議長(荻原光太郎君) 柳澤眞由美議員。          〔11番 柳澤眞由美君 登壇〕 ◆11番(柳澤眞由美君) 動画を配信していただいたり、テレビで運動のビデオを流していただくのも結構なんですが、それを見て頑張ったよという成果が形になる。千曲市ヘルスアップ千曲21中間評価、71ページございました。今後の取組は書いてありません。2018年3月に出されました。茅野市からだ・こころ・すこやかプラン中間評価、9ページ。今後の具体的な取組が書いてありました。これは2018年12月に出されております。我が市の中間評価は外部委託なのかなと。茅野市の中間評価は課題を克服する具体的な取組も書かれ、市民に分かりやすいです。 その中で取組に、健康ポイント制度導入をし、市民一人一人が楽しんで健康づくりを行う動機づけ、健康受診率向上、意識向上と茅野市の狙いが明確で、もう既に健康ポイント制度を導入しております。今年も5月から募集を行っております。 千曲市でも今部長がおっしゃった、そういう運動をやった。健診にこれから行く予約を取った。行ったらポイントですけれど。ラジオ体操を毎朝やっているなんていうことで健康づくりをしてポイント制度をためて楽しみをつくる。そして健康になる。健康寿命が延びる。こういうことを目指してほしいんですけれども、もう一度、積極的な答弁があればうれしいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(荻原光太郎君) 荒川部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 議員おっしゃられましたように、千曲市の健康づくりの取組につきましては、まず、健診を受けていただき、御自身の体を確認する。そして、お一人お一人に合った訪問による保健指導、また、集団によるグループ学習等で健康づくりを推進していく取組をこれからも続けていくということで計画しております。 その中で、今回のコロナの対策とは別ですが、健康ポイントにつきましては昨年度より国保対象者、国民健康保険加入の対象者にはポイント制度を導入いたしました。本年はその検証を行い、これから6月、健診等も始まりますので、その内容につきまして検討会議を開催し、本年度はどうするかということで検討していくということで今準備をしておりますので、何とぞ御理解をお願いいたします。 ○議長(荻原光太郎君) 柳澤眞由美議員。          〔11番 柳澤眞由美君 登壇〕 ◆11番(柳澤眞由美君) 準備していただいているということで、一刻も早く楽しく健康づくりができる。受診率が伸びる。こういうことを進めていただければと思います。 それでは、3点目、地方創生臨時交付金のさらなる活用を。 第1波の影響はまだこれから出てくると考えます。これは経済的な影響です。支援が困っている皆さんに全て届いているのか。まだまだ救わなければならない市民、事業者はいます。現場を回り、声を聞いていますか。商店街や小さな店舗を回っていますか。商工会議所や商工会からの情報を待つだけではなく、行政がまちに出て空気を、声を感じてください。地方創生臨時交付金はまさにそういった小さな声、苦しい声を受け止めて使えるお金ではないでしょうか。 そこで2つ伺います。 一つ、臨時交付金は地方における感染症対策への取組を全力で支援するものです。今回、2兆円が積み上げられる予定でございますが、地方公共団体が地域の実情に応じてきめ細やかに実施する。そういうもので家賃支援を含む対応が盛り込まれております。千曲市では迅速な家賃支援給付の実施計画、仕組みは整っていますか。 2点目、感染を出さないよう努力した小規模事業者、個人事業主に対して、今まで手の届いていない事業主にも支援する施策が求められます。また、新しい生活様式を踏まえ、地域経済の活性化へ地方創生臨時交付金を活用するきめ細かな支援、市民ニーズに沿うアイデア豊かな独自の支援策は何かお聞きします。 私からも幾つか提案しましたが、特に2つ。一つは学校内の清掃、トイレ掃除などを業者に委託する事業。先生方は、先ほども教育長からありました。真面目で非常に子供たちの学習回復に努力して大変な状況でございます。神経を使っています。さらに清掃も教師が行い消毒もしている状況です。そこは専門の業者にトイレ掃除などを任せ、先生は授業と子供たちの様子、学校生活の回復に注力していただきたい。臨時交付金を使って学校内清掃の業者委託を考えませんか。 2つ目、多言語・多文化対応や情報提供と地域生活を助ける人材の採用です。いろいろ区長さんたちが地域で言葉の通じない住民の皆さんにどのようにコミュニケーションを図るか、ごみの出し方をどう伝えるかなど、困っています。 岐阜市でオンラインを活用し、市内在住の外国人を対象にアプリを使い、テレビ通話で市役所につなげ、給付金の申請書類の書き方など、相談できるようにしたので、電話より分かりやすいと喜ばれているそうです。 今回のコロナ禍を乗り越えるだけでなく、千曲市は誰一人も取り残さない親切なまち、優しいまちになるチャンスです。この人材採用のところにも交付金を使いませんか。 以上、質問に対して答弁を求めます。 ○議長(荻原光太郎君) 齊藤経済部長。          〔経済部長 齊藤清行君 登壇〕 ◎経済部長(齊藤清行君) 地方創生臨時交付金のさらなる活用という御質問ですが、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止する観点からの自粛要請などによりまして売上げが減少する事業者の事業継続を支援するために、御質問にもありましたが、国では地代・家賃の負担軽減を目的に、テナント事業者に対しまして令和2年度の第2次補正予算で家賃支援給付金を支給することとしております。支給スキームなど、詳細な制度設計は今後示される見通しであることから、どのような仕組みになるのか、その動向をしっかり注視をいたしまして、市が交付に関わる場合はこれまで同様迅速に対応してまいりたいと考えております。 それから、給付の対象とならなかった事業者等への対応ということで幾つかの御提案もございましたが、これからは感染の拡大を抑えながら経済活動をどのように回復をすればよいのか。他地域の対応なども参考にいたしまして、少し考える時間も頂いて、様々な分野の方と連携をして、新たな生活様式の中での需要喚起策などを講じてまいりたいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 柳澤眞由美議員。          〔11番 柳澤眞由美君 登壇〕 ◆11番(柳澤眞由美君) 家賃テナント支援、これは非常にもうみんなすぐもらいたいというふうに待っております。それで今そこは頑張っていただきたいと思いますが、時間を頂いてとおっしゃいましたが、学校内の清掃を業者に委託する事業というのは、先生たちが疲弊していってしまいますので、これは迅速にやれませんか。独自に進められませんか。それから、外国の方の申請など、相談事など、対応できる人材の採用など、これは交付金は使えないでしょうか。この2つ、再度答弁を求めます。 ○議長(荻原光太郎君) 齊藤経済部長。          〔経済部長 齊藤清行君 登壇〕 ◎経済部長(齊藤清行君) 御質問の清掃ですとか、2つ事例がありましたけれども、庁内で調整させていただいて、どこの部署が担当して迅速にやるかということも含めまして若干の時間を頂きたいというふうに申し上げました。よろしくお願いします。 ○議長(荻原光太郎君) 柳澤眞由美議員。          〔11番 柳澤眞由美君 登壇〕 ◆11番(柳澤眞由美君) では、また迅速に検討していただきたいと思います。 では、最後、大項目2、豪雨や地震等災害への備えは十分か。 避難と備蓄について伺います。 5月にも千曲市に警報が発令されました。大雨と同時に風が強く、各家庭では窓を閉めて不安な時を過ごしました。市民から、「今、放送が流れたが、何と言ったのか全く分からない」という内容の連絡が来ました。防災メールも私は登録しておりますが、加入は進んでいるのでしょうか。 6月市報、大雨洪水時の避難について、このようなチラシが各戸に配布されました。重要なチラシだと思います。 そこで伺います。一つ、はじめに、千曲川の治水対策について、国交省と十分な協議は進んでいますか。水害への不安や恐怖を解消するために、市民の代表として市長は国交省と密な連携が必要ですが、水害への備えについて市長の見解を伺います。 二つ、千曲市において新型コロナ対策としての分散避難はどのようなことでしょうか。先ほど少し説明がありましたが、避難所への備蓄、特に小中学校13か所への備蓄は進んでいるでしょうか。 三つ、自分に合った避難とは。障害者の避難について、家庭の不安に耳を傾け、重度障害者のお宅で訪問等を進めて避難について御相談に乗るとか、そんなことを進めてほしいと思いますが、いかがでしょうか。 また、避難準備や自分に合った避難を実行するためにも、情報の提供と受信体制の整備が重要です。屋外告知放送が聞きにくいという市民の声に応える対策、今日、補正予算が示されましたが、告知放送が聞きにくいという市民への対応策について、伺います。
    ○議長(荻原光太郎君) 答弁を求めます。 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 登壇〕 ◎市長(岡田昭雄君) 柳澤議員の御質問にお答えしますが、まずはじめに、市長は国土交通省と十分協議が進んでいるかということでありますが、千曲川の治水対策としては、現在、雨宮地区等で堤防強化が実施をされております。工事の実施に当たりましては、千曲川河川事務所とその都度協議を進め、そして定期的に行っているところでございます。 また、遊水地の整備については、千曲川河川事務所と連携を図りながら、関係する既に地元の区長及び地元の市議会議員へ説明を行い、現地調査に入るための準備を進めていただいております。国との協議により、事業を今後進めてまいります。 千曲市としては、今年の台風時期の水害に備えて、昨年のような霞堤からの越水による浸水被害を起こさないために、国もそうなんでしょうけれど、遊水地の整備をするというふうに決めていますので--遊水地は水をためてそこから漏らさないということなんです。そういうことでありますので、国と協議をしながら大型土のうを当面の措置として、遊水地を造るまでには5年ぐらいかかりますから、その間ほっておけないので、大型土のう設置を進めてまいりたいというふうに考えています。 今後も、市民の皆様へは丁寧な説明を行いながら、御意見をお聞きして、まずは安心安全を守ってまいりたいというふうに存じます。 ○議長(荻原光太郎君) 続いて、大内総務部長。          〔総務部長 大内保彦君 登壇〕 ◎総務部長(大内保彦君) 避難と備蓄等につきまして私のほうからお答えさせていただきます。 まず、分散避難でございますが、これにつきましては、先ほど前田議員にもお答えしましたが、避難時、今までは避難場所ということが第一だったんですけれど、これからは自分の置かれている位置とかを考えていただきまして、場合によっては安全が確認できる場合には自宅にとどまること、また、安全な場所に知人とか親戚がある場合はそれらを活用していただきたいということ、これらを何といっても日頃から自分はどうするかということをまず考えておいていただきたい。これはお願いしたいと思っております。 それから、避難場所への備蓄でございますが、昨年の経験、これを活かしまして、13校、これは議会のほうからも指摘をいただいたところでございますが、備蓄をするということで、その方向で進めております。 ただ、言い訳になってしまうんですが、今、学校もコロナで大変なことになっておりまして、実は想定したよりも正直申し上げると若干遅れていることは事実でございますが、台風シーズンまでには何とかこれは完成させたいと考えているところでございます。 また、先ほど臨時交付金の話が出たので財政の面から申し上げますが、この交付金も国のほうで使い道がある程度、これはいいし、これは駄目というのが出るんです。それがまだはっきり2次の場合は出ていないものですから、もし認めていただければ備品等についてもこれを利用したいなと考えているんですが、先ほど頂いたところでは厳しいかなという感じで動いております。したがいまして、先ほど議員さんが御指摘の清掃ですとか外国人関係、これももう少し国のほうのメニューのほうを見させていただいてから結論を出させていただきたいところでございます。 それと、障害をお持ちの方の対応につきましては後ほど健康福祉部長から申し上げます。 それから、屋外告知放送の関係でございます。これは確かにその日の天候とか風向きとか、あるいはいろんな要素によりまして聞き取りづらいと、こういう御指摘は度々頂いているところでございます。これは個々のケースに応じまして、スピーカーの方向ですとか音量の調整、これらを調整することによって解決する場合がかなりございます。したがいまして、この辺をまず対応させていただきたいんですが、あわせまして、放送した内容については御存じのとおり携帯のほうにもメールでお知らせしておりますので、これについてできるだけメール配信サービスへの登録、これを推進して多くの方に利用していただきたいと考えております。 それともう1点は、本年度において戸別受信機を要支援者の方950世帯に設置するということでただいま進めております。また、大多数の方がお持ちの携帯電話、スマートフォン、これに放送を流すということ、これはシステムを構築したいということで、今回、議員申し上げましたが、本日提出させていただいた追加の議案の中、4号補正の中に盛ってあるところでございます。これにつきましてもよろしく御審議をいただきたいと思います。 ○議長(荻原光太郎君) 続いて、荒川健康福祉部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 続いて、私のほうからは、高齢者・身体の不自由な方などの避難について申し上げます。 先に前田きみ子議員への答弁でも申し上げましたが、重度障害者をはじめ、特に支援を必要とする要配慮者等につきましては、災害時避難行動要支援者名簿や個別支援計画を作成し、この名簿を基に、区、自治会、支援者が協力して避難いただくよう体制を進めております。 また、障害の方につきましては、市のケースワーカーや基幹相談支援センター、相談支援専門員等と連携を図りながら、支援会議、訪問等の機会を通じて災害時避難行動要支援者名簿の提出など、説明を行っているところです。 今後も継続して、本制度、事業の説明を行ってまいります。 また、市では、先ほども申しましたが、来月から名簿の作成及び個別支援計画の年度更新を行います。更新後は、要支援者及び地域支援者にお配りする書類・チラシには、警戒レベル3の段階までに要支援及び地域支援の両者が避難開始を意識できるような記載をするなど、個々の要支援者の状況に沿った避難ができるよう、新たな取組を進めてまいります。 ○議長(荻原光太郎君) 柳澤眞由美議員。          〔11番 柳澤眞由美君 登壇〕 ◆11番(柳澤眞由美君) いろいろ努力していただいている点、進めていただいている点もありまして、よろしくお願いしたいと思いますが、きめ細かな地域の実情に応じて実施する地方創生臨時交付金ですけれども、先に交付額が来るのか。あるいはアイデアから交付額が決定されるのか。それをお聞きしたいということと、避難先を重度障害者の方は事前に決められないでしょうか。自分に合った避難の確認で、差し迫ってから避難するのではなく、もっと早く動けるようにするには、どこへ避難すれば重度障害者の人はいいかということができないのか。それをお尋ねします。 ○議長(荻原光太郎君) 大内総務部長。          〔総務部長 大内保彦君 登壇〕 ◎総務部長(大内保彦君) 前段の交付金についてでございます。金額が決まってくるのか、それとも市のほうからこういうことがやりたいということが先なのかということでございますが、1次分に関しますと金額が先でありました。千曲市のほうはこれだけの金額だよということが言われまして、その使い道はただ何でも使っていいんじゃなくて、こういったところへ使いなさいというようなことでございました。 したがいまして、2次についてはさらに金額は2倍程度に増えるものと考えておりますが、大体4億は超えるんじゃないかと思っていますが、その辺については国のほうを見させていただきたいと思います。 ただ、先ほど申し上げたとおり、第1次はそういうことでしたので、2次も多分金額が先に決まるものではないかと考えております。 ○議長(荻原光太郎君) 荒川健康福祉部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 登壇〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 重度障害の方等の事前に避難場所を決めておくことはできないかという御質問についてですが、先ほども申し上げましたように、特に要支援が必要とする方につきましては、名簿を作成いただき、さらに避難計画をきちんと作成していただくことで、どのような方に支援をしていただき、どのレベルの段階で避難をするのか。また、事前にどこに避難したらよろしいのかということをこの計画書にきちんと盛っておくことが重要と考えますので、ぜひ、要支援者名簿を提出していただき個別計画を作成していただくことを特に支援の必要な方にはお願いしたいと思っております。 ○議長(荻原光太郎君) 柳澤眞由美議員。          〔11番 柳澤眞由美君 登壇〕 ◆11番(柳澤眞由美君) 災害が大きくなりますと、名簿に載っている支援の方も「先に避難するけれど、ごめんね」という、そういう声もあったそうでございます。そうすると、早めに動いておけば支援の人たちにも負担かからないかなと思いますので、またそれはよく検討していただきたいと思います。 子供たちは未来の宝、未来からの使者と言われています。私は子供たちが健やかに育つまちへ、様々な経験、女性の視点を生かして市民の皆様の声を聞いてまいりました。 この頃、こういう詩に出会いました。「四季の励まし」。「時代は、女性のもつしなやかな創造力、優しさ、温かさ、人間味などが社会に反映されることを求めている。物や効率ばかりを追うような社会から、心の通う人間らしい社会に戻していくには、女性の力が不可欠なのである」と。新しい生活様式へ変化していくときに女性の力は今こそ千曲市に必要であると確信します。 しなやかな創造力で、浸水被害、またコロナ禍を乗り越えて、子供たちが輝くまち、希望あふれるまちづくりに市長及び行政の皆様には取り組んでいただくよう期待し、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(荻原光太郎君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。 これをもちまして本日の会議を散会といたします。お疲れさまでした。                             午後3時34分 散会---------------------------------------...